なぜぼくが合同会社を作ったのか

Revise, revise!

ぼくの翻訳は、誤訳だらけです。だからこう思う。リヴァイズ、リヴァイズ!これが自動で、世界中から自由に、誰でも、いつでもできればいいのにな。

数週間考えていたこと

ここ数週間ほど、実はかなり長いこと考え込んでいた。 そうだね、わかっていたよ、という人もいるかもしれない。ま、そうですよね。ただ、ここには書いていないことが少しずつ溜まっていくと、自分でもよくわからん、言葉にできそうもないというようなことは…

一番安いMacBook買った後どんどん進むかっこいいIT戦士を見た

いいな、と思ったら口に出して褒めろ、という梅田望夫さんの熱いメッセージにならって。 amachangさんの実験中の話がすごくおもしろい。 MacBook 買った後にやったことまとめ - IT戦記 IE6 と IE7 と IE8 を同じマシンで共存させる方法 - IT戦記 これって、…

はてなブックマークを一から作り直す、からフェースブックのBeaconを思い出す

伊藤直也さんが取締役を退任した、という話を知った。 取締役を退任しました - naoyaのはてなダイアリー 京都に来てから、はてなブックマークを一から作り直しています。 詳しくはわからないけれど、naoyaさん、ぜひやってみてください。とくに理由はないけ…

iBookで外付HDを使う実験

現在のわたしの研究テーマは、「自作PCはサーバ以外に使わないで、残りの作業を携帯できる端末でなんとかする」です。 などと言ったら、どう思われるだろうか。「自分はもうやっている」「答えはもう出ているのでは」「ウィンドウズを使わないってことですか…

誤解じゃないといいんですが

「finalventの日記」で興味深いことを見つけたので。 非難とか誤解しないでねなんだけど - finalventの日記 まつもとさんは、モルモン教徒なんです。 ⇒モルモン教 - Wikipedia ⇒末日聖徒イエス・キリスト教会 - Wikipedia なるほど、それは興味深い知識です。…

1台のPCでOSを3つ持ち歩く話から、あれこれ

週刊アスキーにおもしろい特集記事があった。 「1台のPCでメジャーOSを全部使おう!」というものだ。これを最初に見たとき、1台のPCとはMacしかないな、と思った。 果たしてその通り、基本はMac OSXの搭載されたインテルMacだった。 そのうえにウィンドウズ…

『パラダイス鎖国』という本が書店を通じてわたしの手に届いたその後の話

有楽町の三省堂書店に立ち寄ったら、『パラダイス鎖国』が平積みで並んでいた。これは読んでみたいと思って、帰りの地下鉄のなかで半分ほど読んで、帰宅してから残りを読み終えた。 読み終えた気分は爽快だ。 海部美知さんについては、あまりよく知らない。 …

ウィンドウズ・サバト、あるいはマックという非言語コミュニケーション

ちょっとしたきっかけで、昨日からウィンドウズ・サバトをしている。 ふだん翻訳をするときは、G31とE8200で作った静音マシンにVista Ultimate 64bitを入れて、24インチのEIZOディスプレイを目の前にでんと置いて、FUJITSUのKB322キーボードと、Logicoolのワ…

『ウェブ進化論』から『シリコンバレー精神』に飛んでぼくが見つけたもの

ここ半年くらい、いや11か月くらい毎日読んでいた本がある。『ウェブ進化論』だ。 毎日読んでいた、といっても日々ふつうに暮らしていると読書のための時間は限られる。第一優先とはいかない。だけれど、この11か月のあいだ読書のための時間のなかで『ウェブ…

これから起こる何かを待ちつづけ、考えつづける人たち

ここ数日、おもしろいと思うブログ記事にいくつも出会っている。 著作権とムーアの法則の関係 - 坂東慶太のブログ keitabandoさん。「著作権とムーアの法則の関係」と聞いて、期待して読んでみたら期待以上のリファレンスが満載されていた。日本のSNSや動画…

いまさらだけれど「英語で読むITトレンド」を読む(2)

『ウェブ時代 5つの定理』を読み了えた。例によって何度も読み返すことになると予感。ラリー・ページとマリッサ・メイヤーの金言が新鮮だった。落ち着いてから何か書こう。 昨日にひきつづき「英語で読むITトレンド」を読んでおもしろいと思った記事をメモし…

いまさらだけれど「英語で読むITトレンド」を読む

今日は朝起きて一通り身の回りを片づけた後、コーヒーを飲みながら梅田望夫さんのブックマークを見に行ったら、おもしろいものを見つけた。 404 Blog Not Found:編者梅田望夫 - 書評 - ウェブ時代 5つの定理 (2008年02月28日 00:00) おお、小飼弾さんがさっ…

はてな本社の京都移転を全面的に支持する

【プレスリリース】株式会社はてな、本社を京都に移転、ものづくりの拠点を結集 - はてなプレスリリース - 機能変更、お知らせなど (2008/02/14 15:08) 以下、代表取締役近藤のコメントです。 「はてなは2001年に京都で創業、2004年に東京移転、2006年にシリ…

G31とE8200で超静音マシンを作る

先日の「Core 2 Duoを24時間走らせつづける実験、終了」のつづき。 DG31PR (G31/ICH7) Core 2 Duo E8200 (FSB1333MHz/2.66GHz/6MB) WD5000AAKS (SATA/500GB) D2/667 1GBx2 (PC2-5300/1GBx2) SEIC-600 Windows Vista Ultimate 64bit 以上の構成で組みなおした…

秋葉原、ソフト、上客

少しわかりにくい話を承知で。 昨日は秋葉原に出かけた。とくに気になる動きは見られなかったが、ふと思ったことがあった。というのは、わたしが秋葉原と呼ぶとき思い浮かべる対象は、ごく一部の秋葉原にすぎないのだといまさらながら思った。わたしが想像し…

Core 2 Duoを24時間走らせつづける実験、終了

fuzzy2さん、naoyaさん、maoeさんに背中を押してもらって勇気が出たところでひとつ予期しないことが。 事件は昨日起こった。というとなんだか物騒に聞こえるだろうか。 自作のコンピュータが転んだ。机から転がり落ちたとか、横に倒れたとかそういうことでは…

CentOS 5でF-I90HDのNICを認識できない問題(2)

一昨日のつづき。その後naoyaさんからのコメント、fuzzy2さんのブログに強力に後押ししてもらっている。 CentOS 5でF-I90HDのNICを認識できない問題、という言ってみれば局地的な関心事がこのように反響をいただくとは驚きだ。メモしておいてよかったなあ、…

CentOS 5でF-I90HDのNICを認識できない問題

CentOS 5サーバ構築(あるいは問題解決)(2) CentOS 5でF-I90HDのNICを認識できない問題。 www.centos.orgのフォーラムで同じような問題に当たっている人がいた。 Fatal1ty F-I90HD - CentOS 5.0でNICが動かない www.centos.org - Forums - CentOS 5 - Network…

CentOS 5サーバ構築(あるいは問題解決)(2)

先週末のつづき。昨日と今日の勤務時間の大部分を使って問題解決に取り組んだ。とりあえず具体的に書いておく。 1.0 CentOS 5.0でDVDをマウントできない問題→解決 F-I90HD E6600 WD5000AAKS SEIC-600 ND-4550A 以上の構成でマウントできた 2.0 CentOS 5.0でN…

石井裕さんの「テレビの未来」から「限られたアテンションのバンド幅」にふと思う

石井裕さんのMacPeopleへの寄稿をASCII.jpで読ませてもらっている。今回は特別に強い印象を受けたのでメモしておきたい。この記事は「私の家にはテレビがない」という文章から始まる。そしてわたしがもっとも感銘を受けたのが「知的生産の現場であったオフィ…

CentOS 5サーバ構築(あるいは問題解決)

昨日は主にサーバ構築作業をしていた。要するに、進行中の大きな仕事だ。これは最終的に翻訳に結びつくのだが、当面は技術的な問題なのでここに書くことを控えていた。だがこの作業に当てる時間が増えてきたので、そろそろ覚え書きを残す場所を作ったほうが…

梅田望夫さんの本が3冊、2008年春に出るらしい

梅田望夫『ウェブ時代をゆく』を語る 08年4月から、「サバティカル(研究のための長期休暇が原義)」を予定しています。 との件。これは蔭ながらわたしも予測していた。梅田さんはしばらく本を書かないほうがうれしい、というほうが実感として近いかもしれな…

「ウェブ時代をゆく」を読んで、「心の中でいいなと思ったら口に出せよ、と思う」に釣られてみる

伊藤直也さんの「naoyaの日記」を読んで、いいなと思ったので口に出してみようかなと。 「はてブ新聞」をいまさらだけれど徹底肯定する はてなブックマークの今日の一日のサマリみたいなのを毎日、人手でサマリしつつ自分なりの感想とかをつけて公開したら面…

ぼくにインターネットの世界を教えてくれたひと(3) 佐々木俊尚さんと『諸君!』

個人的なきっかけで、個人的に『文藝春秋』『正論』『諸君!』といった保守系オピニオン雑誌を読み始めたのは2006年のことだった。なぜ読もうと思ったのかはよくわからない。とにかくぼくは書店に行って、文芸雑誌の並ぶ棚の前に立って、指でなぞりながら目…

梅田望夫 平野啓一郎『ウェブ人間論』を読んで

最初に。この文章はぼくの個人的な感想です。インターネット上でどんな具合に読まれているのか、それは以下のページを見ていただいたほうが話が早いと思います。 極東ブログ: [書評]ウェブ人間論(梅田望夫、平野啓一郎) Amazon.co.jp: ウェブ人間論 (新潮…

ぼくにインターネットの世界を教えてくれたひと(2) 佐々木俊尚さんとニコニコ動画、セカンドライフ

今日は銀行に行く用事があったので、帰りに駅前のマクドナルドに寄りました。小腹がすいたというか、ちょっと一息ついて、本でも読みたいなと思ったんです。自宅兼事務所でも本を読むくらいはできるのですが、事務所=仕事なので、気を抜くとコンピュータと…

ぼくにインターネットの世界を教えてくれたひと(1) 佐々木俊尚さんと「はてブ衆愚論」

佐々木俊尚さん。 リアルタイムで事実関係を把握して、すぐに文章という入れものに収めてしまう。しかも浅薄でなく、無責任でもない。そのような記事を書ける人にはほとんど出会ったことがない。 『グーグルGoogle 既存のビジネスを破壊する』(文芸春秋、20…

Core 2 Duoがなければ、ひとりで会社をはじめることなど、考えもしなかった

ぼくが合同会社を作ったきっかけとして、どうしても欠かせないものがあります。それはCore 2 Duoです。Core 2 Duoというものが世の中に出てきて、どのくらいわたしたちの暮らしを変えることになるのか。それについて考えつづけてきました。少なくとも、ぼく…

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで

正直なところ村上春樹さんが走っても、走らなくても、どちらでもいい。でも村上春樹さんは走ることをやめない。そのことについては、かなり前から感じていたし、その意味では『走ることについて語るときに僕の語ること』というタイトルを見て、読む前から内…