マイクロソフトCEOスティーヴ・バルマーは日本のPCユーザに何を望むのか

Ballmer氏は、なぜソフトウェア産業では米国が優位に立つのか、その理由を3つ述べた。1つ目は、米国の教育システムがコンピュータサイエンスやエンジニアリングにフォーカスしていること。2つ目は、米国のソフトウェア消費量が世界で一番大きいことだ。(中略)そして3つ目の理由として同氏は、開発者の国際共通言語がほぼ英語になっており、英語を話す国の開発者が情報収集や開発の迅速さにおいて有利であることを挙げた。

バルマー氏の主張は「製品は消費者(ユーザー)が育てる」というものだ。バルマー氏は「ソフトウエアはユーザーの近くで開発するのが良い」と語る。ユーザーのフィードバックが,製品の品質向上に寄与するとの考えがあるからだ。しかし,パソコンの年間販売台数を見ると,日本のPC産業は米国と比較して見劣りがする。