スナップチャットがオンライン・マガジン「リアル・ライフ」を創刊

スナップチャットは動画にはただ関心がないらしい。
同社は新刊オンライン・マガジン「リアル・ライフ」の出版元となっている。6月27日を創刊に、ほぼ1日1記事という手配で刊行していき、その題材はテクノロジである。
今回の創刊を発表するブログ記事でスナップチャット社員でソーシャル・メディア評論家でもあるネサン・ジャーゲンスンは「スナップチャットはリアル・ライフの出資者となります」と述べた。ヴェンチャービートではイーメールで彼に問い合わせたが、出資の詳細については触れなかったが、スナップチャットがリアル・ライフの親会社であることは認めた。「リアル・ライフはテクノロジとともに日々を歩む人たちに解説、主張、趣味を発信してまいります」とジャーゲンスンは述べる。「ガジェットのリヴューや業界のゴシップの載ったニューズサイトとなる予定はありません。わたしたちがいま、何によって暮らし、この先の暮らしが身の回りの機器によってどう変わっていくか、それが題材です」(これはニューヨーク・マガジン誌の刊行「セレクトオール」を思い出させる響きでもある)記事の内容は美容、権力、プライバシー、人のかかわり合い。「幣紙ではテクノロジの政治利用もテーマとし、テクノロジ業界の内外を問わず悪用の目立つ実例は指摘していきます」とジャーゲンスンは述べた。
これでスナップチャットは技術的に言ってデスクトップ・コンピュータの画面で見られるウェブ・コンテントをはじめて作ったことになる。もはやモバイル機器に縛られたものではなくなった。動画ではない、テキストを主体としたメディアとなる。サザン・カリフォルニア・カンパニーがその存在を知られることになったきっかけを受け継ぐわけだ。今後は視野に入ってきた新規株式公開(IPO)のために、スナップチャットが収益を拡げるための広告も可能となるかもしれない。「しばらく、さまざまな情報をお届けすることに専念します」とジャーゲンスンはヴェンチャービートの取材にイーメールで回答した。リアル・ライフには編集上の独立性が与えられている、とジャーゲンスンは述べる。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)

ユーチューブはアイフォーンで動画広告がつくれるアプリ「ユーチューブ・ディレクター」の改訂版を公表

ユーチューブは今日、iOS向けアプリ「ユーチューブ・ディレクター」の改訂版を公表した。これは主に、グーグル・アドワーズで動画広告を配信したい企業からの需要を狙った設計。今日時点ではカナダと合衆国内のみでの提供だが、ユーチューブの計画では今後各国への普及もめざすという。ユーチューブの説明ではアプリは「手軽に、携帯電話からでも動画広告を制作できる」うえ、「編集の経験がなくても」問題ないという。
自ら経営する事業主のなかには、デジタルの取扱いに馴れた、アイフォーンがあれば自分で用途を満たす広告を作れる人もいるが、それ以外の経営者はそうでないと仮定するのはさほど突飛ではない。ユーチューブも同じような仮定で見ていたのだろう。また、動画制作者に依頼して「広告の撮影、編集作業」を「月に150ドル以上ユーチューブで広告を利用する企業を対象に無料」で提供するという。なお、アトランタ、ボストン、シカゴ、ロス・アンジェルス、サン・フランシスコ、ワシントンDCの国内都市での限定サーヴィスとなっている。
最後に加えて、ユーチューブはアプリ提供元を対象に新型ツールをリリースした。動画広告のために企業のロゴ、アプリ画面のスクリーンショットが簡単に取り込める。こちらは世界各国での提供となる。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Harrison Weber.)

サムスンがクラウド・インフラストラクチャ提供元のジョイエントを買収、事業は持続

サムスンは今日、クラウド・インフラストラクチャおよびプライヴェートクラウド・ソフトウェア供給元のジョイエントを買収したと発表した。両社間でのアプリケーション相互乗り入れ開発が可能となる。契約の詳細条件は公表されていない。ジョイエントは今後も単体企業として持続する予定だとサムスンは声明で述べている。
「今日に至るまで、わたしたちにはひとつ、欠けているものがありました。クラウド・コンピューティング市場という巨大かつ急速に発展する、競合ひしめく領域においては重要なスケールです。それがようやく、変わることになりました」とジョイエント首席経営執行役員スコット・ハマンドは発表にあたってブログ記事で述べている。この数年にわたって、ジョイエントを取り巻く経営の行方は憶測の的となっていた。それがいま、実ったことになる。サムスンはジョイエントによるサーヴィスを利用できるようになり、ジョイエントはサムスンの助けでデータ・センターの規模拡張を図ることが可能になる。サムスンにはよく知られたブランド名があり、投資する資金もある。ジョイエントはより広い知名度を得て、ひいてはクラウド・インフラストラクチャでの三大勢力(アマゾン・ウェブ・サーヴィシズ、マイクロソフト・アズール、グーグル・クラウド・プラットフォーム)に挑む可能性もある。デル、HP、ラックスペースはパブリック・クラウドでの挑戦をあきらめ、べつの領域に専念することになった。プライヴェートクラウドではヴイエムウェア、マイクロソフト、レッドハットが競合関係にある。ジョイエントは直近で2014年に資金調達をしており、出資者としてはエルドラード・ヴェンチャーズ、エピック・ヴェンチャーズ、インテル・キャピタル、LGIヴェンチャーズ、オラスコムTMTインヴェストメント、ラリー・ヴェンチャーズが挙がっている。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)

アンドリーセン・ホロウィッツが15億ドルのファンド設立を発表

アンドリーセン・ホロウィッツ(A16)は今日、15億ドルの投資ファンド「ファンドV」を発表した。ヴェンチャー・キャピタルの雄である同社によると、今回設立されたこのファンドは「シード投資、アーリーステージ、そしてミッドステージに当たる成長段階の企業を支援」するのが目的。過去7年にわたって同社が掲げてきた投資哲学「ソフトウェアが世界を食い尽くす」をひきつづき追究する方針。A16はこのファンドをテコに、次のエアビーエヌビーやリフトとなる存在を見つけ出すことをめざす一方、これまでテクノロジ企業とされてこなかった業種へも狙いを拡げる。

新しいテクノロジ・ビジネスの萌芽はこれまで例がないほどの勢いです。毎日スタートアップが産み出され、マーケットのたゆまぬ拡張に加え、イノヴェーションの本格化がこれを後押ししています。クラウド、モバイルはもとより、全方面からのフルスタック・アプローチがマシンラーニング、ディープラーニング、そしてAIにおける飛躍的進歩を実現する状況にきました。

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(From the VentureBeat blog post. Thanks to Cindy Nanclare.)

トゥイッチはエレクトロニック・エンターテインメント・エキスポの開幕へ向けライヴストリーミング番組表を公開

アマゾン傘下のトゥイッチはグーグル傘下のユーチューブやフェースブックとの競合で今後の激化が見込まれるライヴストリーミングにおいて、ビデオゲームの世界的に重要な行事であるエレクトロニック・エンターテインメント・エキスポへの出展に焦点を絞る。
サン・フランシスコを本拠とするトゥイッチはE3-2016の出展計画を公表した。同社は2年連続でライヴストリーミング・イヴェントの公式パートナーを務める。共同ストリーミング、多国語フィード配信のほか、ゲーミング文化とユーモアの祭典として前前夜祭を引き受ける予定。
エキスポの記者会見場の設置を筆頭に、開幕に先立って関連コンテントを配信し、さらに開催中も一貫して放映をつづける。トゥイッチは会場のサウスホール(1401号)に専用ブースを設置して公式配信を行なう。
前前夜祭は6月12日(日)の実施。9時間の番組でゲーミング文化、自主制作、コメディをテーマになども放映。たとえば「13日の金曜日」や、「ザ・ゲーム」実演初公開、シネファミリー主催「モスト・アウトレジアス・ゲーミング・ビデオ」 、ファイヴセカンド・フィルムズ主催「デュード・ブロ・パーティー・マサカー3」監督による生出演なども注目となっている。
協賛者にはトゥイッチのジョン・カーネギーのほかハローケリーリンク、マンヴァーサスゲーム、エゼキエル3、フューチャーマンゲーミングなどが名を連ねる。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Dean Takahashi.)

ネスト創業者でCEOのトニ・ファデルが退社

ネストCEOトニ・ファデルは6年前に創業した同社から退社することが判明した。
ファデルはネスト公式ブログで長い記事を掲載し、自ら退社を明かした。彼いわく「ビタースイート」な決定とだという。ネストは2年前にすでに会社をグーグル(アルファベットの前身)に売却していたが、その後も同社の存続下においてCEOにとどまっていた。ファデルの退社には気になるところが多い。というのも先日「ザ・インフォメーション」誌がネストによるイノヴェーションが頓挫し、ファデルの経営によって迷走しているとの記事を載せていた。
アップルでエンジニアとマネージャを務めたマット・ロジャーズとネストを共同創業する以前、ファデルはアップルに勤務し、アイポッドの制作に深く携わった。
今回の人事の概要は次の通り。
マーワン・ファウォズ(モトローラ・ホーム統括者)がファデルの後任としてCEOとなる。
ファデルは今後もアルファベット社内にとどまり、ラリー・ページの顧問を務める。
ファデルの「退社へ向けた動き」は昨年末から進んでいたとファデルは明かした。
ニューヨーク・タイムズの取材にファデルは「わたしはモノゴトを始めるのに向いていて、続けるのに向いた人ではないのです。それだとうまく布団から出られません」
後任について「マーワンにはテクノロジとエンジニアリングの一級の知見があり、彼はこれまで世界中のサーヴィス・プロバイダと仕事をしてきた経歴もあります。ホーム・プラットフォームにおける業績の厚さは会社の転機にとって心強いと思います。事業拡大のみならずパートナー企業との連携や、エンタープライズ関連事業のサポートも見込まれそうです」
ファデルの記事はこちらで全文を読める。
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(From the VentureBeat blog post. Thanks to Paul Sawers.)

AMDがエンターテインメント向けラップトップに最適化されたモバイル・プロセッサ第7世代を発表

アドヴァンスト・マイクロ・デヴァイセズモバイル・エンターテインメント端末および仕事用ラップトップを対象としたアクセラレーテッド・プロセッサ第7世代を発表した。このユニットはグラフィック用と演算用を1つのチップに併合している。
カリフォルニア州サニーヴェルを本拠とするチップメーカーである同社は、今回の新作がゲーミング、動画描画、データ圧縮、その他アプリケーションにおいて先代比2桁の性能向上を達成したと強調。Aシリーズ、Eシリーズ(以前はそれぞれブリストル・リッジ、ストーニ・リッジのコードネームで呼ばれていた)はラップトップの新先代対応を狙った設計となっており、ダイレクトエックス12に適合するほか、AMDフリーシンク、AMDデュアル・グラフィクスを装備する。ユーザはこれによって、マルチメディア利用でもHD4K解像度の動画再生「アーティファクト・フリー」なゲーミングの快適動作が得られるという。「AMDの社内では皆、目標としてPCを使う人が1秒の例外もなく多用途、生産的、エネルギーの有効活用に満足できることを目指しております」とジム・アンダースンは述べる。AMDのコンピューティングおよびグラフィクス担当シニア・ヴァイス・プレジデントでジェネラル・マネージャを務める。「PCを愛する者として、モバイル利用時の一層の快適性を実現するため、AMDFX、Aシリーズ、Eシリーズ第7世代を発表しました。AMDアドヴァンスト・パワー・マネジメントにより性能が大幅向上したほか、AMDFXおよびAシリーズにおいてプレミアム・マイクロソフト・ダイレクトエックス適合を達成しております。これまで長らくプロセッサのグラフィクスおよび演算性能、ならびに最高のエネルギー効率追求に専念してきた成果です」新作チップを搭載したラップトップでは充電せずに1日バッテリーが長持ちするほか、エクスカヴェータx86中央演算装置が高度な性能を要する作業に対応するとともにラデオン・グラフィクスも内蔵。35ワットと15ワットのモデルが順にAMDFX、A12、A10として設定され、Eシリーズでは15ワットのA9、A6、E2が設定されている。
AMDによると競合製品に対し53パーセントのグラフィクスおよび演算性能優位があるという。インテル・コアi7との比較ではAMDFXに51パーセントの優位があるという。
「第7世代のAPUにあたってAMDの狙いは高性能や価格性能比の追求にあるのではないと見ています」とムア・インサイツのパトリック・ムアヘッドは述べる。「むしろ中級製品への重点化で、HEVCビデオが特長、あとはCPU設定のもたらすグラフィクス性能向上でしょう。先日にもHPとの提携でENVYテクノロジの採用がありましたが同社の自信の表れと見ています。第7世代のAPUはさほど画期的なものではなく、業界の期待が集まるのは「ゼン」です。ただ、実際に主流製品に発展するのは2017年が目処です」続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Dean Takahashi.)