合同会社設立304日目、朝

港区は晴れ。
水曜日。
NHKの興味深い記事。

一つ目のグループは、ブラジルにおいて日系人社会に参加し、自分たちは「日本人」としての素質をもつ「日系ブラジル人」というエスニック・アイデンティティを持っており、日本社会に親近感を持っている人々です。このグループの人々は、ブラジルにおいて、親や祖父母から受け継いだ伝統的な誇りや名誉に関わる価値観を評価し、「日本人」であることをプラスイメージとして認識しています。来日は祖先の国へ「帰国」するという意味も含まれています。

これはそうだろうなという感想。

二つ目のグループは、主に経済的な目的や海外で冒険をしたいといったような動機で来日する人々です。

これはじっさいどういう事情なのか、どういう動機なのか。

しかし、来日するほとんどの日系人は、ブラジルでは非熟練の仕事をしたことがない人たちです。多くは、学生、サラリーマン、自営業などをしていた人たちです。また、大学卒業者もかなり含まれております。しかし、日本では工場での仕事に就くことになります。

これは日本も他人ごとではないだろうと思ってしまう。つまり、逆の立場になることだってあるのではないか。日本から海外に行って働く人が出てくるとか。そしてその実、「大学を出たはいいけれど」という人ばかりという筋書きもじゅうぶんありそう。
わたしの考えでは、日系ブラジル人にかぎらず、ブラジルから来て働く人が活躍の場を得ることは好ましいことです。それについてはアジア人がアメリカ西海岸で働いて活躍の場を得てきたことを思い出せば、そう悪いことではないように思います。
それと同時に、日本人が日本にしがみつく必要がないようなもうひとつの世界があるというのも、考え方としてあっていいと思います。アジアにはわたしたちに似た姿をした人たちがたくさんいて、そこでそれぞれの暮らしをしているので。
参照