サザビーズが老舗オークション会場にイーベイからの参加を解放へ

イーベイは昨年、コレクター品やライヴ・オークションを開設したが、合衆国の小売の旗手たる同社はこのたび、そのリストに見逃せない名前を載せた。オークションの老舗サザビーズである。
両社はサザビーズのライヴ・オークションをライヴ・ストリーミング開催し、購買力で勝る買い手候補がイーベイからリアルタイム入札できるようにする。
開始されるのは4月1日。その日付でも悪い冗談ではなく、ebay.com/Sothebys でどこからでも、近所のコーヒーショップの居心地よいソファーからでも入札ができる。
サザビーズは、出品されるアイテムの「かなり多く」が2万5千ドル以下であると強調している。「あなたはきっと、美術館に置くほどのモノがデザイナーのハンドバッグほどの値段で買えることにワクワクするでしょう」と同社は述べ、これが決して世界でもっとも裕福な1パーセントの人しか出入りできない場所ではないと説く。
サイトはすでに開設されているが、現在見られるのは、開催カレンダーとサザビーズの出品リストだけだ。もちろん、あなたの予定表にも記入しておくといい。
アイディア自体は目新しいものではなく、というのはアリババもかつて美術品の売り出しを開催したことがある。会長兼創業者ジャック・マも、コンシューマ同士のマーケットプレースであるタオバオを使って、保有する絵画を242万元(39万ドル) で売却した。
サザビーズがはじめてイーベイとタイアップしたのは昨年夏で、同社メイン・サーヴィス上でコレクター品の出品を開催した。今回はいよいよ、老舗オークションのもつ独特な活気や稀少品をイーベイに持ち込むことになる。
イーベイは昨年10月に、一部のオークション会場との連携に着手した。ドイル・ニューヨーク、フリーマンズ、ガース・オークション、スワン・オークション・ギャラリーズ などが挙げられる。
だが今度はサザビーズだ。オークションといえばお茶の間でも聞かれる名前のひとつで、これからはもっと馴染み深い名前となるべく勇んでイシニアティヴを展開することになった。続きを読む
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Jon Russell.)