BEAシステムズの主力商品AquaLogicが最新版に、そしてGenesisで新世代を拓く

日経ITproが早かった

米BEA Systemsは中国で現地時間12月13日,ESB(エンタプライズ・サービス・バス)製品の最新版「AquaLogic Service Bus(ALSB)3.0」と総合サービス・ブローカの最新版「WebLogic Integration(WLI)10.2」,両製品のバンドル製品「AquaLogic Integrator 3.0」を発表した。いずれも2008年第1四半期に提供を開始する。

ラクルとの買収にかかわる話ではない(CNETのDawn Kawamoto記者)

BEA Systemsは米国時間12月12日、複数の発表を行った。しかし、これらの発表は、同社買収に向けたOracleの動きや、同社筆頭株主であるCarl Icahn氏が低迷を続ける株価に対し不満を表明したこととはいずれも無関係だ。

BEA Systems rolled out a slew of announcements Wednesday and, no, none of them had to do with Oracle's efforts to acquire the company, or BEA's largest shareholder Carl Icahn raising a stink about its lackluster share price.

UKでの紹介

BEA Systems has introduced BEA AquaLogic Service Bus 3.0, a comprehensive enterprise service bus (ESB) that is designed to improve the integration process for enterprise-wide

BEA AquaLogic Service Bus 3.0 is designed to be a comprehensive, light-weight SOA backbone to help IT organisations create configuration-driven and reusable service components, service enable legacy applications, and quickly build new SOA-based applications for enabling enterprise agility, said BEA.

Genesisというアプリケーション・プラットフォーム(日本版コンピュータワールドから、後藤大地記者)

「伝統的なエンタープライズ・パッケージ・アプリケーションの時代はもう終わった」――米国BEA Systemsの会長兼CEO、アルフレッド・チュアング(Alfred Chuang)氏は、こう力説した。同氏は12月12日、中国・上海市で開催中の「BEAWorld 2007 Shanghai」で基調講演の壇上に立ち、エンタープライズ・アプリケーションの世界が変わろうとしていることを大勢の聴衆に訴えた。

Chuang氏は、今日のエンタープライズ・アプリケーションを取り巻く変化を12年前のそれと重ねながら、「12年前のJavaの登場時と同規模の革新が起ころうとしている」と語り、それは興奮すべきことだと強調。マッシュアップが加速しさまざまなサービスが登場している現在、従来のカスタマイズ・アプリケーションはそうした変化に対応できないと説明する。

こうした変化に対応するには、新しいコンポジット・アプリケーションが必要だ。Chuang氏はそれを「ダイナミック・ビジネス・アプリケーション」と表現する。

こうしたダイナミック・ビジネス・アプリケーションの実現に向けてBEAが力を注いで開発しているのが、「Genesis」と呼ばれるアプリケーション・プラットフォームだ。

BEAはこれまで、「WebLogic」と「AquaLogic」、および「Tuxedo」という3つの主要プロダクト・ラインを展開してきた。同社はGenesisを、これらポートフォリオをすべて包含するものと位置づけている。