インテル・イン・アキバから2008年の自作展望を少しだけ考える

マイコミジャーナルがグッジョブ! インテル・イン・アキバまとめ、1日目から

22日、東京・秋葉原のCAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店を会場に、インテルのユーザーイベント「Intel in Akiba 2007 Winter 〜最新テクノロジーに触れるクリスマス!〜」が開幕した。

会場ではCore 2 Quad Q9650などを搭載した超高性能PCを体験することができる。ゲームやベンチマークなどがインストールされている展示機もあるので、実際にパフォーマンスを確認することも可能だ

最新パソコンパーツの展示も充実の内容で、未発表のハイエンド向けチップセット「X48」搭載のマザーボードや、国内ユーザーイベントでは恐らく初めてとなるウルトラハイエンドップラットフォーム「Skulltrail」の動作機の出展といったサプライズも。

2日目、自作の「神様」こと天野伸彦さんの発言から

  • 「我が社の"なんちゃってクアッドコア"は勝てるのか? 社内でドキドキしていた」
  • Quad Coreの方が、ちょっとだけユーザーが貯金できる期間が長くなる」
  • 「"よりなんちゃってオクタコア"なら出るかもしれません。シリコン2個付けの"なんちゃって"はないでしょう」
  • 「あれは年末のバーゲンです。なんでバーゲンしているのかは知りませんが、特殊な事情でしょう」
  • 「45nmの歩留まりが滅茶苦茶悪くなればインテルも出すのでは(笑)」
  • エラッタのないCPUは存在しない」

上の発言だけではサッパリなので、ごく簡単に

2日目はインテルの"神様"こと天野伸彦氏の登場が最大の目玉。

今年1年の主な活動を振り返り、2007年をDual CoreからQuad Coreへの大きなムーブメントが起こった年と位置づける。

天野氏の記憶に残ったCPU一覧。天野氏曰く、Q6600がここまで売れるのは意外だったとか

2008年の注目の話題だが、ここからは天野氏の想像(?)だそうだが、前半に45nm世代の普及価格帯プロセッサ、および新チップセットの登場。

45nm世代のCore 2 Quadと同Duoはどちらも2008年第1四半期の発表が予定されている

Core 2 Quadが多少遅れて登場するという見通しをにおわせた。

「最近某社さんのクアッドコアが安いですが」という質問には、「あれは年末のバーゲンです。なんでバーゲンしているのかは知りませんが、特殊な事情でしょう」

まとめのようなもの

  • 注目の的はX48搭載マザーボード
  • それからCore 2 Extreme QX9650
  • インテルクアッドコアの普及は思った以上に成功
  • 第二世代Core 2 Duoでいちばん印象に残ったのはE6750
  • Q6600が売れたのは予想外
  • 2008年前半に45ナノプロセッサのCore 2 Duo、そのあとにCore 2 Quad発売予定
  • Phenomが安いのは年末のバーゲン?
  • 特殊な事情とはインテルが1月に出す前に売れるだけ売ろうという事情か?
  • わたしとしてはPhenomは安い。これをすごいチャンスと見る人もいるだろう