合同会社設立125日目、朝

港区は曇天。土曜日。
そういえば2月といえば大学生は春休みに入るころだ。今日で試験が終わってようやく一息という人もいるかもしれない。そしてスキー旅行などの計画を始めたり、海外旅行に行ったり、あるいは実家に帰省ということもあるかもしれない。わたしはといえば2月は春、という気がする。梅のつぼみが大きくなり、少し暖かい場所たとえば伊豆半島などにいけば早い梅の花が咲いている。わたしが学生のころ住んでいた実家は神奈川県の海辺の街で、2月は庭木を眺めるのが楽しみだった。近所を散歩しているだけで楽しい。それは東京に住みはじめても同じだ。2月というのはわたしにとっては心温まる日々であることが多かった。だがこの数年(あるいは昨年まで)は人生の転機というか、あれこれ動き回って疲れ果てることの多い2月だった。その足音が聞こえてくるだけで気持が揺らぐような季節だった。思い返せばあれは寿命を減らすようなことだったように感じる。あまり人が人を選ぶというような事件には近づきたくないものだ。そして今年の2月はそのような不安がないまま終わることを祈る。