鉛パッドの肩

正直に言うと、この数か月は自分にとって肩に鉛パッドを入れたような日々でした。
両肩がやけに重いなあ、と思いながらとりあえず歩いている感じ、というか。
細かいことを並べたら次々に出てきてしまいそう。でもここはまず、いったん頭をからっぽにして。
肩に力が入りすぎてかえって動きが鈍くなっていたのだと思います。プロ野球のピッチャーに、岡島というひとがいます。すごくいい肩を持っていて、左ピッチャーとしてすごく期待されて巨人に入りました。でも彼は決定的な弱点をもっていた。それはストライクがとれないこと。すぐに四球を出して、打たれる前に自分を追い詰めてしまう。でも変化球がすごくて、ビシッと決まるときはほんとうに豪快。岡島のように才能があるかどうかは知らないけれど、自分の肩も、ストライクがとれない弱点が出てきてしまったのかなと思います。
岡島、どうしているのかな。
そう思って検索してみたら、こんな記事がありました。

米大リーグ、レッドソックスは13日、岡島秀樹投手(32)との契約オプションを行使し、来季は年俸175万ドル(約1億8700万円)で契約すると発表した。球団のサイトが伝えた。
 岡島は2007、08年の2年契約、総額250万ドルでレッドソックスへ入団。2年間で計115試合に登板すれば、09年は175万ドルで契約する選択権を球団が持っていた。
 岡島は昨季、66試合に投げて3勝2敗5セーブ、防御率2.22の好成績でワールドシリーズ制覇に貢献。今季は12日まで57試合、3勝2敗1セーブ、防御率2.88で、8月20日のオリオールズ戦で2年通算115試合に到達していた。 

ああ、契約更新か。しかもワールドシリーズ制覇。がんばっているなあ。
なんだか勇気づけられるというか、ちゃんと彼のよさを受け入れて活躍させてあげられる場があるんだということがよくわかった。しかもアメリカで。
話は戻って、わたしの肩は鉛パッド入り。それをどうにかしよう、どうにかしよう、どうにかせなあかん、どげんかせんと、以下繰り返し。な日々をだましだまし送っていました。
方針は二転三転、四転なんて言葉はないけれど五十四転くらいはしたんじゃなかろうか。
軸はいちおういくつかあって、サーバを自前でやるか、どこで収益化させるか、誰と組むか(組ませてもらうか)といったところでした。
その軸は認識していたのですが、状況が変わるたびに「これはシグナルだ」「これはノイズだ」と考えを取り替えてどの状況でもいいところをとろうと欲張っていたのだと思います。
その結果、周りの人たちを混乱させてしまったところもあったのかもしれない。
ストライクがとれないことくらい、野手が困ることはありません。4回ボールがつづけば、打者はなんの苦労もなく、塁に出るという得をしてしまいます。でも野手は打者が打った球をキャッチしてアウトにするのが仕事で、そもそも球が飛んでこなければなにもできない。最悪の場合、満塁で四球を出せば、押し出し。相手のチームは楽して点数を獲ってしまう。野手がいちばん落胆する場面とは、押し出しのこと。
押し出しになる前に、野手が待ったをかけてピッチャーのいるマウンドにやってくることがあります。
それでうまく気分が入れ替わって、ピッチャーがビシッと締めて落着という場合もよくあります。
「お前がひとりで守っているんじゃない、みんながついている。だから思い切って投げてみろ」
そんな言葉でピッチャーが救われることも多い。
たぶん、わたしのいまの状況は、そんなところではないかなと思います。
肩の鉛パッドが落ちてくれるといいのですが。