インテルのセールス・チーフが役職を退く

インテルはチップ・メーカーである同社のセールスマンを長らく務めたトマス・キロイが医療休職復帰後に役職を退く決断をしたと発表した。
57歳のキロイはインテルのセールスおよびマーケティング・グループ担当エグゼクティヴ・ヴァイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャを務めた。彼は今週会社に対し7月17日に休職から復帰すると通知したが、その後はべつの役職に就きプレジデントのルネイ・ジェームズの直属でコーポレート・ストラテジに取り組む。同社が金曜日に証券取引委員会へ提出した文書で明らかになった。
インテルのスポークスマンはキロイの健康は回復しているものの、長距離移動やセールスのチーフとしての役割に不安をもっていると述べた。
キロイは1990年にインテルに加入し2005年からコーポレート・オフィサーを務めた。セールス統括者としてパーソナル・コンピュータやサーバ・システムのメーカーを初めとする大口顧客との連絡の筆頭に立ってきた。
グレッグ・ピアスンはセールスおよび運営を統括しキロイの不在時に代理を務めたが、常任の担当役員が選出されるまでは代理を継続するとインテルは述べる。また、キロイは人事異動を担当し、今後もセールスおよびマーケティングに助言を行うとインテルの提出文書で述べられている。(続きを読む)