キース・ラボワ率いる居住用不動産サーヴィスのオープンドアが995万ドルを調達

どうやらシリコン・ヴァレイの投資家たちは居住用不動産売買の効率化がどう進むかを見届けようとしているようだ。
コスラ・ヴェンチャーズのVCで、スクエアCOOを歴任したキース・ラボワは、居住用不動産の購入が数クリックでできるようにするプロジェクトに取り組んでいると予告してきた。そこへヴァレイのエンジェル投資家やVCの取り巻きが集まってきた。
この会社はオープンドアという名前で、995万ドルの資金調達をこのたび完了した。どうやら途方もない集団になったようだ(主幹事となったのはコスラ・ヴェンチャーズである)。
誰が参加したか?
ペイパル共同創業者のマックス・レヴチン、ユーチューブおよびフェースブックのCFOを務めたギデオン・ユー、イヴェントブライト共同創業者のケヴィン・ハーツ、ワイコンビネータのサム・アルトマン、クオーラCEOのアダム・ダンジェロ、ヤマー共同創業者のデーヴィッド・サックス、エンジェルリストのネーヴァル・ラヴィカント、イェルプCEOのジェレミ・スタップルマン、ボックスCEOのアーロン・レヴィ、イニシャライズド・キャピタルのハージート・タガー、ガーリ・タン、アレクシス・オーハニアン、ツイッター元ヴァイス・プレジデントのイラッド・ギル、ブリッピイ共同創業者のデーヴィッド・キング、フリックスター共同創業者のジョー・グリーンスタイン、エンジェル投資家のマイク・グリーンフィールド、クオーラ共同創業者のチャーリー・チーヴァー、パスのデーヴ・モーリン、フェースブックのヴァイス・プレジデントのダン・ローズトレヴァー・トレイナ、リソリュートヴェンチャーズのマイク・ハーシュランド、カフェイネーテッド・キャピタルのレイ・タンシン、フェリシスのエイディン・センカット、トゥルー・ヴェンチャーズのオム・マリック、スライヴ・キャピタルのヨッシ・カシュナー、クランチファンドのマイケル・アーリントン (告知事項: テッククランチ創業者)、そしてSVエンジェルだ。
不動産価格の高騰を心配する方にお知らせすると、オープンドアはカリフォルニア以外の3地域の市場から開始され、居住中の家屋だけが対象となる。
共同創業者のエリック・ウーは市場の具体例を示さなかったが、同社は取引の少なく流動性の低い地域に重きを置いていくという。「ベイ・エリアは特殊な市場です。例外的なのです。もしあなたがこの地区で家を持っていたら、不動産仲介業に依頼してMLSに掲載して7日以内にはオファーが来るでしょう」

それとは対照で、合衆国の居住用不動産の20兆ドルに相当する市場の大半は流動性の著しく低い状況下にあるとウーは述べる。これはアメリカ人にとってもっとも支持されている資産の形態であるにも関わらずである。この流動性の欠落は、多くの人々を負債や職業や地区に縛りつけ、動きたくても動けないことになるという。不動産売買には90日以上かかることも多く、家を保有していても価値の目減りで買い替えに足る担保の確保がままならず、購入はストレスの多いものとなっている、と彼は述べる。
ウーは開設前を理由にプロダクトの詳細は明かさなかったが、このように述べた。「90日かかるところをオンラインの数クリックで済むような、シンプルで早い仕組みを作っていきます」(続きを読む)