ケーブルヴィジョンは元ヤフー幹部をCTOに起用

ケーブルヴィジョン・システムズは月曜日、デーヴィッド・ディブルをチーフ・テクノロジ・オフィサーに任命したと発表した。ディブルは長らくヤフーのテクノロジ統括者を務め、2013年7月に同社を引退した。
ディブルは9月より新しい役職に就く予定で、ケーブルヴィジョン首席経営執行役員ジェームズ・L・ドーランの直属となる。このたび新設されたCTOの役職において、ディブルは幅広く社内および顧客向けテクノロジの管理に寄与する。事業エンジニアリング、情報通信、ネットワーク運用、ソフトウェア・チームを統括すると同社の声明では述べられている。
顧客向けサーヴィス、事業所向け金融、事業機密保護などを扱うシステムの管理も担当する。
ケーブルヴィジョンは新規プロダクトやサーヴィス開発についてもディブルに一任する予定で、とくにWi-Fiを重視するとドーランは声明で述べた。ライト・リーディング社のアラン・ブレズニックによると、ドーランは5月の投資家向け説明会で、同社にとってWi-Fiが差別化のカギとなると表明したという。ライト・リーディングによると、ケーブルヴィジョンは一般的家庭をWi-Fiホットスポットに変えることを狙っており、そのための設備を提供する計画だという。
以前はケーブルヴィジョンのテクノロジ統括者はイヴェット・カヌーフが務め、彼女は事業所向けエンジニアリングおよびテクノロジ担当エグゼクティヴ・ヴァイス・プレジデントだったが、7月に退社しシスコ・システムズに加入した。
ディブルは新しい役職において、ウィルト・ヒルデンブランドの顧問を請うことになる。リンクトインのプロファイルによると、彼は直近ではケーブルヴィジョンのエンジニアリングおよびテクノロジ担当エグゼクティヴ・ヴァイス・プレジデントを務めた。彼はケーブルヴィジョンに1976年3月に加入した。ケーブルヴィジョンには現在CIOが設置されておらず、ディブルが今後起用の要否を決定することになるとスポークスマンは述べた。ディブルはヤフーでテクノロジ全般運用を担当してきた。オールシングズDの報道では引退後も彼はCEOマリッサ・メイヤーの顧問を継続し、報酬額は65万ドルだったという。現在彼はヤフーの顧問を務めていないとケーブルヴィジョンのスポークスマンは述べた。(続きを読む)
(From the Digits blog post. Thanks to Rachel King.)