アーガスが400万ドルの資金調達、自動車ハッキング撃退へ

さて、この世界ではあなたの自動車がハッキング被害に遭うこともありうる。
インターネット接続可能な自動車が増えるにつれ、ハッキングの脅威に曝されることが無視できなくなってきた。
アーガスは、イスラエルに本拠を置く交通障害防止設備(IPS)企業で、自動車のメイン・コンポーネンツをハッキング被害から護る。同社は本日、新規資金400万ドルを調達したことを発表した。
この手のハッキングが脅威となるのは、実地調査の結果では自動車のスティアリング、アクセル、スピードメーター、セーフティ・センサーなどが遠隔操作で乗っ取られることが判明したためだ。
アーガスのIPSは自動車の製造過程で組み入れられ、遠隔で自動車の健全性がモニタできる。同社は今回調達あいた資金をつかって、セキュリティ・ソリューションの開発やマーケット開拓を図る。「アーガスでは自動車製造業およびサプライヤー各社への支援を行い、イノヴェーションや車両接続装置の促進を目指し、日々高まる人命および財産へのリスク対処に努めていきます」とアーガス共同創業者兼取締役会長ゾハール・ジスペルはセキュリティウィークの取材に対し語った。「これにより、自動車製造業各社が費用のかさむ大型リコールを避けることに寄与します」
また、アーガスは自動車製造業各社へのコンサルティング・サーヴィスを提供し、自動車ネットワークに潜在する脅威や車両の脆弱性の早期発見を支援する。アーガスは、マグナ・ヴェンチャー・パートナーズ、ヴァーテックスヴェンチャー・キャピタル、ゾハール・ジスペルから新規資金調達を実施した。アーガスは2013年、オロン・ラヴィ、ヤロン・ガルラ、オフェル・ベン・ヌーンが設立し、イスラエルのテルアビブを本拠とする。(続きを読む)
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Kia Kokalitcheva.)