ユーバが香港で食事配達サーヴィス試験運用を開設

ユーバは昨今、ライドシェアリングから一歩抜きん出ようとしており、このたび香港で期間限定の食事配達サーヴィスを本日付で発表した。これは香港を本拠とする郵便受け配達食事サーヴィス運営スタートアップ「シークレット・イングリーディエント」との提携により開設される。同社によると試験運用は1日限定のものとなる。
ユーバは今年夏、食事配達サーヴィス「ユーバフレッシュ」をカリフォルニア州サンタ・モニカで開設した。同社は今後「高い需要の見込まれる地域」への拡張を公約した。どうやら香港はその需要を買われたらしいが、同社はユーバフレッシュのブランドは採用しなかった。
ユーバはこれまで試験運用を地区限定で実施してきたので、小規模なプロジェクトは決して例外ではない。だが、このような試験運用はユーバの今後を見るうえで大きな徴候を表している。同社の商品配達や信書便はワシントンDCやニューヨーク・シティに進出しており、ユーバが現地で展開するワンワン、グーグル・ショッピング、インスタカート、ポストメーツといった競合を意識していることは明白だ。ユーバがこういった一芸を次々に出してくると、わたしたちには同社の今後がヒトの移動だけでなくモノの移動に依拠するだろうことは容易に見てとれるようになる。(続きを読む)
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Harrison Weber.)