ユーバがスポティファイのチームを雇用しアムステルダムにモバイル開発オフィス開設へ

PRと法規制に大きな逆風が吹いている最中だが、ユーバはモバイル・テクノロジへの投資にかける時間の余裕はあったようだ。
オルタナティブ交通サーヴィスである同社は、先日ストリーミング音楽サーヴィスのスポティファイとの統合機能で、乗車時にユーザがディスクジョッキーになれるサーヴィスを発表したが、それに伴い、統合作業に関わるスポティファイのチームを雇用することになった。 同社は水曜日、ブログ記事でこれを発表した。
件のチームは2009年よりユーバへの顧問活動を続けており、アムステルダムでは開発者やデザイナーたちが自発的に形成した集団「ムープミー」にも携わっている。このチームの10名は今後ユーバの従業員となり、アムステルダムでモバイル開発に注力するオフィス開設に着手する。これを指揮するのはユーバの第1号エンジニアであるコンラッド・ホエーランだ。 このオフィスは同社の国際本社機能も併せ持つことになる。
念のため記すと、ユーバ はムープミーのメンバー全員を雇用するわけではない。雇用されるのは一部の開発者だけである。
当初は少人数で開設されるが、ユーバは「今年中に30名、数年かけてさらに拡大」する計画だホエーランはブログ記事で述べている。6ヶ月ごとにチームを倍増させていく、とムープミーの創業者ジェリー・プリンズはオランダのテクノロジ・ブログ「アイカルチャー」に対し語っている。プリンズはユーバに加入し新設グループ内のデザイン・チーム主幹となる。
新しいオフィスはアムステルダムになるが、これはチームが転勤を望んでいないためだ。ただし、今後雇用される社員は場所を限定せず、このオランダのチームに参加することになる。
アムステルダムは皮肉なことにユーバにとって法規制がとりわけ厳しい都市だ。実際、これまでにユーバのドライヴァー4名がユーバ・アプリの利用が違反となり逮捕されている。(続きを読む)
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Kia Kokalitcheva.)