GEはビッグ・データ事業でソフトバンクと連携

ゼネラル・エレクトリックはビッグ・データ事業をますますビッグなものにするつもりのようだ。
9月にゼネラル・エレクトリックは、4年前に始めたプロジェクトのひとつで、同社が販売し維持管理してきた機械から得られる情報を活用することで機械の性能を高めていく取組みが、年間10億ドルを超えたと発表した。このたび同社は、合衆国内や諸国で異業種企業との連携を結ぶことでこのサーヴィスを売り込むことを狙っている。
第1号の連携先となる日本のソフトバンクは、製造や運送の現場にまずは注力することになります、とGEのソフトウェア事業担当ヴァイス・プレジデントであるウィリアム・ルーは語る。 また、今後は日本ではほかの業種への進出が強く見込まれ、このサーヴィス「プレディックス」をアジア諸国でも販売するという。
「まったくべつの世界の話のようです」とルー氏は言う。「今回のような連携は今後6か月かけていろいろと出てくる見通しです」
データ収集とアナリティクスはいまのところ、航空、発電、ヘルスケア、鉄道、石油およびガス生産の現場に生かされている。この仕組みは、機械に組み込まれたセンサーが集めたデータをアナリティクス・システムへと転送する。
GEは、世界最大の製造業者のひとつで、これらの業種へ向けた各種機械設備を生産している。
データ分析や最適化は、同社の試算によると、これらの機械に統合するサーヴィスとして販売すると、年間40億ないし50億ドルの売上高となるという。
ソフトバンクとの提携は、同社がソフトウェアおよびサーヴィスからより多くの収益をあげようとしていることの現れといえる。「われわれはアナリティクスや最適化において幅広い可能性を見込んでいます」とルー氏は言う。今後展開する市場については、「最適化したいことがあれば、どんな業種でも構いません」と彼は言う。(続きを読む)
(From the NYTimes.com blog post. Thanks to Quentin Hardy.)