アップルでマーケティング担当幹部を務めたケリスがモバイルアプリインストール型広告のゲット・イットに加入

リチャード・ケリスはアップル、HP、ノキアなどでマーケ ティング担当幹部を歴任してきたが、このたび「ゲット・ イット・モバイル」に加入する。同社は急成長しているアプ リ広告事業に注力しているスタートアップである。ケリスは 同社のチーフ・マーケティング・オフィサーとなる。 ゲット・イットが得意とするのは「アプリ・インストール 型」広告で、これは数年前には存在しなかったマーケット だったが、現在は数十億ドルの規模まで伸びており、アプリ 開発者がモバイル機器向けにソフトウェアを配給する仕組み を提供している。ゲット・イットの収益源はグーグルのアド モブなどに代表されるプラットフォーム上で自動化ソフト ウェアを通じて広告の購入ができる手段を広告主に提供する ことによる。ただし、同種の広告マーケットであるフェース ブックにはいまのところ参入していない。 注記しておくと、アップルでケリスは6年間にわたりマーケ ティング・チームに貢献してきた(彼はアップルのPRグ ループでの統括者をつとめるナタリー・ケリスと結婚した) が、アプリ・インストール型広告事業に携わったことはな い。だがアップルは自動化ソフトウェア広告事業への参入を 発表したばかりで、ゲット・イットはそのパートナーに名を 連ねている。 ゲット・イット・モバイルはケリスを雇用するにあたって、 彼の運営するコンサルティング会社「キネティック・マイン ズ」を買収している。同社は彼がケヴィン・ハーグと共同創 業しており、ハーグは今後ゲット・イットの顧問になる。(続きを読む ) (From the "Re/code" blog post. Thanks to Peter Kafka.)