エアbnbはセイ・メディアの元シニア・ヴァイス・プレジデントであるアレックス・シュライファーをデザイン統括者に起用

エアbnbはこれまでずっと、デザインに強みをもつ会社だった。本日同社はセイ・メディア幹部を務めたアレックス・シュライファーをデザイン部門統括者に起用した。かれはユーザ・エクスペリエンスおよびコンテント・デザインを指揮するほか、プロダクト・デザイン・チームとの連携役も兼ねる。
エアbnbのデザイン重視は根が深いもので、そもそも同社はデザイナー2人とエンジニア1人で設立された。エアbnbの語源はエア・ベッド・アンド・ブレックファーストだが、これはブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアが2007年のデザイン・コンファレンス参加の際人に貸した部屋のロフトでエア・マットレスを使ったことがきっかけである。
そういうわけで、エアbnbがデザイン統括者を招き入れたことは不思議ではない。率直に言えばいままでそうしなかったことがむしろ不思議だ。
シュライファーが加入するのに先立って、同社はすでにブランド構築とデザインの刷新が済んでいた。昨年夏にエアbnbはロゴを作り替えたが、デザイン変更はより一般へのアピールを強めるため、ウェブサイトの利便性向上のためだった。比較的最近にはバックエンド刷新を土台にして、モバイル版ウェブも改良した。このおかげで新しいプロダクトや機能を追加しやすくなる見込みだ。
だがやはり、ずいぶん時間がかかった。シュライファーはエアbnbの設立者たちと数ヶ月かけてじっくり話し合い、その相性の良さを確かめ合ったという。
「会社はすでにデザインのコツをつかんでおり、そこにわたしが招き入れられたかたちです」とかれは言う。しかしシュライファーはその先へさらに進歩することを目指す。というのも、プロダクトの99パーセントはオフラインだからです、とかれは言う。エアbnbは一般の人が気軽に使えるプロダクトを作り、一皮剥けることが大事だという。続きを読む
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Ryan Lawler.)