ネストの「ホーム・リポート」は火炎警報器やサーモスタットから脱却し多様化を目指す

グーグル傘下のネストは月間エネルギー消費量調査を足掛かりに、多様な分野へ踏み出そうとしている。今後同社は「ネスト・プロテクト」アラームの保有者に、月間エネルギー消費量、自宅温度および排出二酸化炭素量の追跡調査を知らせるイーメールを送信する。
「『ホーム・リポート』はネスト・サーモスタットにかんしてあなたが知る必要のある事項をすべてお知らせいたします。このエネルギー報告書では、暖房および冷房の利用時間、あなたの省エネルギーで得られた『リーフ』(緑化の度合いを示す)の枚数、エネルギー消費量変動の原因、またどうすれば節電がうまくできるか有益な情報までお届けできます」と、ネスト創業者でエンジニアリング統括者であるマット・ロジャーズは本日付ブログ記事で述べている。「今後もネスト・サーモスタットから得られたエネルギー利用状況をサマリーにまとめてお知らせいたします。なお、複数の場所でご利用の場合は個別のサマリーでお知らせいたします」
「ですが、もしあなたがネスト・プロテクトを1つ以上お持ちであれば、これまでとはガラッと変わった『ホーム・リポート』をセーフティ情報付きでお届けできます」
この新しいリポートによって、ネストは機器保有者から得られたデータをパッケージ化して定期的に通知する方法を一層スマートなものにすることを狙っている。ネストは現在限られたプロダクトで運用しているが、そこから多様化を進める意図があるのは明白だ。というのも、火炎警報器やサーモスタット以外に家庭にはあらゆる測定可能データがあるからだ。
加えて、ネストの機器から得られたデータ調査をまとめた報告書の種類はますます豊富になっていく。
「今後にかけてより多くのプロダクト、より多くのデータ、より多くの有益情報をお届けできます」とロジャーズは述べた。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)