ツイッターが香港オフィスを開設

ツイッターは現在中国本土でブロックされているかもしれないが、万里の長城ならぬファイアウォールの向こうには多大なる収入源がある。同社は本日、香港オフィスを開設し、今後は中国企業が海外マーケティングへ進出する支援を行う構えを見せている。
「香港オフィスを開設し、セールス・チームを雇用することによって弊社は香港台湾を含む中国の企業が広告主となる機会を創出します。これはアジアでの次なる成長段階を切り拓くのが目的です」と同社アジアパシフィック担当ヴァイス・プレジデントであるシャイリシュ・ラオはサウス・チャイナ・モーニング・ポストの取材に答えて述べた。
テッククランチは同社に今後の実現方法について詳細を問い合わせた。
ツイッターの中国へのアプローチは、同様に中国で禁止されているフェースブックと似ており、今後奇跡的に政府が利用を許可することがあっても、そこには国内で育ったウィーチャットやシナ・ウェビオといったソーシャル・ネットワーキング・サーヴィスの強豪が立ちはだかる。
ツィングア大学で昨年10月に講演を行なったフェースブックCEOマーク・ズッカーバーグは「フェースブックはもう中国に進出しています」と語った。これは、同社が中国企業に国際マーケティング向けツールを提供しているからだ。
言い換えれば、ソーシャル・ネットワークは必ずしも中国でユーザを獲得しなくてもよい。中国企業が広告費を支払うか、マーケティング・ツールの口座を開くことで収入源となる。
ツイッターは現在、香港で会計担当幹部とメディア・パートナーシップ・マネージャを募集中で、このことから同社がセレブリティ、エンターテインメント企業、報道機関にアカウント開設を売り込み、国外でのファンベース拡大を支援する計画であると見受けられる。
今回は先週のジャカルタ・オフィスに次ぐ今月2件目の開設となる。インドネシアはソーシャル・メディアやモバイル企業にとって重要なマーケットで、同国は世界でもっとも急速にスマートフォンが普及している
国のひとつである。続きを読む
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Catherine Shu.)