ショッピファイはアイパッド向けPOSプラットフォームにアップ・ストアを開設

売店プラットフォームのショッピファイは本日、ポイント・オヴ・セール(POS)製品のアップ・ストアを開設したと発表した。いまのところ、ストアに出展されているアプリは5つだが、今後の追加を見込んでいる。出展されているのはアップカード、セールス・マネージャ、ターンスタイル、サプリ・ホールセール、オーダー・プリンター。
アップ・ストアを通じてショッピファイは旧来型の企業でも、大企業の備える規模や柔軟さという強みを少ない出費で手に入れられるようにすることが狙いだ。加盟店の顧客はショッピファイのアップ・ストアを訪問し、自分にあったアプリを選び、アイパッドにダウンロードすることができる。それについて、同社が詳細を掲載している。

ご自身でインストールしたアプリからショッピファイのPOSにアクセスする方法は3つあります。会計管理を伴うアプリでは、右上の「・・・」ボタンをクリックし、アプリにアクセスします。それ以外のアプリではあなたの顧客が会計を行なった後にアクセスすることができます。もうひとつ、すべてのアプリではショッピファイの管理者画面に表示される「アプリ」項目から設定が可能となっています。

ショッピファイによると、加盟店の顧客に提供できるアプリを募集中で、関心のあるディヴェロッパは同社に連絡をとることが推奨される。
ショッピファイにとってアップ・ストアの開設は大きな進歩だが、同社は少し遅れて参加したほうである。競合のクローヴァー、ポイントはいずれもサードパーティ・アプリのエコシステムを構築してきた。だがディヴェロッパにとっては、より幅広いポイント・オヴ・セール・プラットフォームを通じて普及が進むことで恩恵を受けられるだろう。
アプリをショッピファイのプラットフォームに統合するために、ディヴェロッパはPOSアップSDKを利用することができる。サードパーティのアプリは主に4つの機能を活用することができる。ショッピファイのダッシュボードではアナリティクス、設定などが使える。エディット・カート・アクションでは、ユーザが自分のショッピング・カートの管理ができる。アッド・トゥ・カート・アクションでは、アプリからプロダクトのバンドル、カスタマイズ、ディスカウント販売を作成できる。オーダー・コンプリート・アクションでは、決済後の注文の管理に使える。
ショッピファイは現在プラットフォームに世界各地の16万店が加盟し、総売上高は80億ドルに達する。加盟店にはテスラ、バドワイザー、グーグル、ロサンゼルス・レイカーズなどが挙げられる。オタワを本拠とする同社は中小ビジネスを重点領域としている。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Ken Yeung.)