ネットスイートが第2四半期決算の増収を発表しプレジデントにマクギーヴァーを任命

クラウド・ソフトウェア・ビジネス企業のネットスイートは第2四半期決算を発表し、営業収益の伸びがアナリスト予想を上回り、株価は時間外取引で3パーセントを超える上昇となった。
ネットスイートは1億7730万ドルの売上高を報告し、コンセンサスの1億7200万ドルを上振れたことを受け95ドルまで買われた。非GAAP方式での1株利益は2セントで、これはコンセンサスに概ね合致した。なお、これは前年同期の6セントから減少となる。GAAP方式ではネットスイートの1株損益は41セントの欠損となった。
同社はこれに併せて、CEOザック・ネルソンがプレジデントの職名を返上し、現COOで元CFOのジム・マクギーヴァーをプレジデントに昇進させた。マクギーヴァーは取締役会にも加入する。彼は2000年にネットスイートに入社し、社員番号15番である。彼は今後顧客対応の責任者となり、ネットスイートのプロダクト全般と人事を統括する。
カリフォルニア州サン・マテオを本拠とするクラウド・ベースの財務ソフトウェア・サプライヤーである同社はオラクル創業者ラリー・エリソン(筆頭株主である)と、ネットスイートの創業者で現在会長を務めるエヴァン・ゴールドバーグと、セールスフォース・コム創業者でCEOのマーク・ベニオフが協議を重ねたうえで設立された。またこの協議をきっかけに生まれたのがセールスフォースでもある。だがネットスイートが(「ネットレッジャー」から商号変更した)設立では先となった。
ネットスイートは、数多くのクラウド・ソフトウェア企業が日常業務運営に欠かせないアプリとして利用してきた。たとえばボックス、ジャイヴ・ソフトウェア、ドキュサイン、エヴァーノートといった企業も顧客となっている。また、同社は最近従来型の小売業各社やコンシューマ向けプロダクトにも浸透を進めている。たとえば設立114年となる電車自動車模型メーカーのライオネルや、小売業のウィリアムズ・サノマも顧客となっている。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Arik Hesseldahl)