ヴェライゾンが夏の終わりをめどにモバイル動画サーヴィス「ゴーナインティ」を開設へ

ヴェライゾンはモバイル動画サーヴィス「ゴーナインティ」の新設へ向けた準備を進めていることが本日報道された。時期は6週間程度が見込まれるという。
「ヴァライエティ」のジャンコ・ローエジャーズが報じたところによると、ゴーナインティはTV番組の全面的な提供、音楽ビデオ、さらに各種短編コンテントの配信を予定している。サーヴィスは当初は無料になるという。
ヴェライゾンはこれまでモバイル動画サーヴィスの新設を公に表明してきたが、詳細については明かしていなかった。ところが今週、通信キャリアである同社は開設前の予告ウェブサイトを誤って公開したため、上記の詳細が明らかとなった。
件のウェブサイトのURLはdev.oncue.comとなっている。この「オンキュー」はヴェライゾンがインテルから事業譲渡を受けたインターネット動画サーヴィスの名前だ。ヴェライゾンCEOローウェル・マカダムは昨年、同社はオンキュー事業を基礎として2015年中盤に動画サーヴィスを新設するつもりであると表明していた。
ヴェライゾンはこれまでドリームワークス、スクリップス、オーサムネスTV、ヴァイス、ESPN、CBSスポーツとの動画コンテント供給で連携すると発表している。ゴーナインティの予告編サイトはコンテントのパートナーとしてヴィクトーリアス、ゴープロ、ヴィーヴォの名を出している。ただし、これらのパートナーシップは正式には発表されていない。このサイトには、フォックスやAMCのコンテントも言及されている。
ゴーナインティは独占コンテントの提供も行なう予定で、コンシューマがヴェライゾンの携帯電話を選好する理由のひとつにもなりそうだ。
ヴァライエティのローエジャーズは新設するモバイル動画サーヴィスについて、ヴェライゾンにとって様々な恩恵をもたらすと述べている。「広告収入の発生、独占コンテントによるヴェライゾンの携帯電話事業の宣伝、さらには動画サーヴィスの構築に関心を示す企業への先駆けにもなりうる。ヴェライゾンにはサーヴィスを確立するための知見やツールが備わっていることが明白となりそうだ」続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Mark Sullivan.)