リンクトインが3億8千万人の会員、71百万ドルの純利益、7億12百万ドルの売上高を発表

ビジネスに特化したソーシャル・ネットワーキング企業リンクトインは本日、2015年第2四半期決算で7億12百万ドルの売上高、71百万ドルの調整後利益(1株あたり55セント)を発表した。
財務的にいえば、好調な四半期だった。アナリストの事前予想は6億7980万ドルの売上高、30セントの1株利益(GAAP会計規準では6750万ドルの最終赤字)を見込んでいた。
ソーシャル・ネットワークである同社は3億8千万人の会員を集め、前四半期の3億64百万人から上乗せしたことが決算発表で判明した。
リンクトインの株価は発表直後に7パーセント高をつけた。同社は今期見通しとして、売上高は7億45百万ドルから7億5千万ドルの間、1株利益は43セントを見込むと発表。四半期売上高は前年同期から33パーセント増加した。
同社の運営する人事ソリューションズ(研修および能力開発を含む)の売上高は38パーセント増加した。なお、今四半期からは研修および能力開発部門は別項目に入る。
今週、ソーシャル・ネットワーキング企業であるフェースブックツイッターがつづけてユーザ増加を発表していた。
リンクトインは15億ドルでリンダ・コムを買収したことを発表したほか、会員が職場についてコンテントを発表できるアプリ「エレベート」を初披露目し、ニューズ・アプリ「パルス」を新装し、さらにリアルタイム解析ソフトウェア「ピノット」をオープンソース化した。これらはすべて第2四半期中の案件だ。
リンダ・コムの買収はリンクトインにとって今後の飛躍におおいに役立つとみられる。「わが社はリンクトインにとって最大の変化をもたらすイニシアティヴになり、会員の皆様にとってプラットフォームの利用環境がますます改良されるものと期待しております」とリンクトインは本日の決算声明文で述べている。リンダ・コムは6800件の講座と28万件の動画を提供しており、これに加えて毎月150件以上の講座が追加されていると声明文は述べている。
リンクトインは依然として求人情報の場としても大いに機能している。サイトでは400万件の求人情報が掲載され、これは前年同期から100万件の伸びとなった。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)