ツイッターの元ブランド広告統括者がピンタレストに移籍し収益化に取り組む

ピンタレストはプラットフォームの収益化への取り組みを減速させる兆候を少しも見せていない。趣味の買い物に特化したソーシャル・ネットワークである同社はプロダクト・マネージャとしてニプーン・マローラを起用した。以前彼はツイッターのブランド広告プロダクトチームを統率していた。
ピンタレストに加入するマローラはプラットフォームの広告テクノロジに携わる予定で、請求システムやターゲティング広告といった製品を担当するほか、新設されたばかりの「バイヤブル・ピンズ」「シネマティック・ピンズ」「アップ・ピンズ」といった形態にも取り組む。彼はピンタレストのプロダクトおよび収益化統括者であるジョナサン・ショタンの直属となる。
「コンシューマの興味を独自の手法で集積し、多くの人が時間を忘れて没頭する場をもつピンタレストは現存するもっとも有意義な広告プラットフォームのひとつでもあります」とマローラは予め用意した声明文で述べている。「わたしはそのチームの一員となり、ピンタレストが今後広告分野でも主要な担い手となるために役立てることを強く期待しています。また、ピンタレストの社風である野心的でありながらも協調を重んじる文化がわたしには貴重に感じられます」
マローラは3年ほどツイッターのチーム責任者として、広告主を相手にソーシャル・ネットワークである同社のターゲティング広告、各種フォーマット、事業戦略、協定締結といった分野にまたがるテクノロジを提供してきた。また、マイクロソフトでのプログラム・マネージャとして長い経験がある彼はウィンドウズ・ライヴ・ワンケアやビングを担当してきた。
マローラのように経験豊富な人材を迎え入れることはソーシャル・ネットワークである同社にとってプラットフォーム収益化に本腰を入れる姿勢を如実に示すものである。また、同社はこの2、3週間ほどで2人目の大型人事を発表しており、7月末には元アップルのデザイナーであるスーザン・ケアをチームに迎えた。また、6月には元フェースブックのエンジニアであるスコット・グッドソンをコア・エクスペリエンス統括者に任命した。3月にピンタレストはグレイクロフト・パートナーズのプリンシパルを務めたカムラン・アンサーリをM&A担当幹部として起用した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Ken Yeung.)