アップル・ミュージック幹部イアン・ロジャーズが退社との報道

アップル・ミュージックはどうやら今日、その鼓動をひとつ失ったようだ。同部門の主要な幹部であるイアン・ロジャーズが同社を退社することになった。フィナンシャル・タイムズが報じた。
音楽ストリーミング・サーヴィスであるアップル・ミュージックでは、6月末の開設から4週間で無料お試し期間のユーザ登録が11百万人を超えた。一方、スポティファイは75百万人のアクティヴ・ユーザがいると表明し、パンドラは約8千万人となっている。
ロジャーズはアップルのオンライン・ラジオ戦略の根底を形作ったひとりで、昨年アップルがビーツを30億ドルで買収したことを受け、同社に加入している。この時期というのは予想外であり、アップルがビーツ1ラジオ・サーヴィスを開設してからわずか2か月での退社となった。
彼は今後ヨーロッパを本拠とする異業種の企業に移籍する予定だとフィナンシャル・タイムズは報じている。アップルは同紙の報道は事実であると公式に認めているという。
今月になってから同社はアップル・ミュージックのユーザのうち50パーセントほどが既にサーヴィスを利用していないという憶測を否定していた。
弊誌ではアップルにコメントを要請している。返答があり次第更新してお伝えする。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Michael De Waal-Montgomery.)