レッドハットは同業他社を上回っているか?

レッドハットと同業他社
レッドハットの2016年期における第2四半期決算の損益計算書分析は以下のとおり。
粗利益率は、レッドハット(RHT)、ヴイエムウェア(VMW)、EMC(EMC)、シトリックス・システムズ(CTXS)、オラクル(ORCL)、ヒューレット・パッカード(HPQ)の順に、84.93%、83.56%、59.81%、83.34%、78.10%、23.80%となっている。
EPS(1株利益)は、レッドハット、ヴイエムウェア、EMC、シトリックス・システムズ、オラクル、ヒューレット・パッカードの順に、0.28ドル、0.40ドル、0.26ドル、0.72ドル、0.42ドル、0.77ドルとなっている。
2016年期における第2四半期決算の貸借対照表分析は以下のとおり。
流動比率は、レッドハット、ヴイエムウェア、EMC、シトリックス・システムズ、オラクル、ヒューレット・パッカードの順に、1.35、2.20、1.13、1.04、4.04、1.06となっている。
レッドハットの時価評価分析は以下のとおり。
PE比(株価収益比率)は、レッドハット、ヴイエムウェア、EMC、シトリックス・システムズ、オラクル、ヒューレット・パッカードの順に、72.00倍、38.75倍、19.80倍、43.14倍、17.29倍、10.79倍となっている。
PBV比(株価純資産比率)は、レッドハット、ヴイエムウェア、EMC、シトリックス・システムズ、オラクル、ヒューレット・パッカードの順に、9.87倍、4.64倍、2.32倍、5.28倍、3.38倍、1.77倍となっている。
上記の比較を踏まえると、レッドハットは同業他社を粗利益率、流動比率、PE比、PBV比においてアウトパフォームしている。
レッドハットを組み入れているETF
ファースト・トラストISEクラウド・コンピューティング指数ファンド(SKYY)は保有株式の3.50%をレッドハットに投資している。SKYYはクラウド・コンピューティング産業に属する企業を均等割で算出している指数を追跡するファンド。
アイシェアーズS&P北アメリカ・テクノロジ・ソフトウェアETF(IGV)は保有株式の2.97%をレッドハットに投資している。IGVは合衆国およびカナダのソフトウェア企業を時価総額加重平均した指数を追跡するファンド。
コロンビア成長株ストラテジETF(RPX)は保有株式の1.77%をレッドハットに投資している。RPXは合衆国企業のうち平均成長率を上回る企業に特化して投資することをめざしたファンド。アクティヴ運用を採る同ファンドは幅広い時価総額の企業に分散し60−80社のファンダメンタル調査を実施している。
レッドハットの株価推移分析は以下のとおり。
年初来の価格推移は、レッドハット、SKYY、IGV、RPXの順に、5.18%、1.66%、4.44%、4.78%となっている。
レッドハットの時価評価分析は以下のとおり。
PE比は、レッドハット、SKYY、IGV、RPXの順に、72.00倍、37.27倍、47.05倍、29.72倍となっている。
PBV比は、レッドハット、SKYY、IGV、RPXの順に、9.87倍、4.00倍、4.97倍、4.95倍となっている。
上記の比較を踏まえると、レッドハットは株価推移、PE比、PBV比においてETFをアウトパフォームしている。続きを読む
(From the Market Realist blog post. Thanks to Gabriel Kane.)