イェルプがダイアン・アーヴァインを会長に据え女性取締役の推進へ

レストランおよびショッピングのリヴュー・サイトであるイェルプはUSAトゥデイの取材に対し、会長にダイアン・アーヴァインを任命したことを明かした。テクノロジ企業では従来男性がトップに立つことが多かったなか、初めての女性会長のひとりとなる。
前任の会長マックス・レヴチンは7月に130万ドルの損失を発表し投資家から今後の業績への懸念が示されるなか退任していた。弊誌でお伝えしていたとおり、問題として指摘されていたのが、地方別広告へグーグルなど他社の参入が相次いだことである。また5月には身売りの憶測も交わされたがイェルプはそのような選択は検討していないと表明していた。
「弊社は十分な市場シェアがあり、将来への多大な可能性があります」とアーヴァインは述べている。「今回の仕事を引き受けることができ、光栄に思います。これからの数か月そして数年にわたって会社の成長を拡大するだけでなく、取締役会にも進歩を実現してまいります。現在の取締役会に占める女性は本来そうあるべき割合になっていませんが、取締役として活躍する女性もたしかにいます。今後はそれを一層進められるものと考えます」
アーヴァインは直近ではブルーナイルの首席経営執行役員を務め、イェルプの取締役会には2011年に加入した。
第2四半期決算を受け投資家の期待が大きく後退するさなか、7月にイェルプは掲載する歯科医院のページに、歯医者がライオンを殺害したと非難するコメントが殺到したため事後処理に追われたことがヘッドラインになっていた。
今回の人事について弊誌はイェルプにコメント要請をしており、返答があり次第更新してお伝えする。いずれにせよ、公式発表が近く見込まれる(現時点では発表された形跡は見られない)続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Michael de Waal Montgomery.)