オキュラス共同創業者は高価な仮想現実ヘッドセットにも十分可能性があり、有意義と指摘

オキュラスがコンシューマ向けに販売する仮想現実ヘッドセットとして初製品の「サムスン・ギアVR」はきわめて安価になる予定だ。サムスンのハイエンド携帯電話をもっている人ならば、99ドルで済む。高機能で高価なシステムは、それでもなお重要であると共同創業者のパーマー・ラキイが今日、連続ツイートで表明している。
「VRを誰もが手に入れられるようになる前に自分はVRを手に入れたいと思う人が必ずいます」とラキイは述べている。「最初は高いかもしれないけど、時間が経つにつれ下がっていくでしょう」
ラキイが言っているのは、たとえばオキュラス・リフトのようなヘッドセットで、これはスマートフォンというより、パーソナル・コンピュータを基礎にしている。リフトが実際にいくらで売られるのかまだわからないが、オキュラスCEOブレンダン・イライブが今年「コード」コンファレンスで明かした話によれば、ヘッドセットとそれに対応する性能のPCを「コミコミ」で売れば1500ドル程度からになりそうだという。
サムスン携帯電話がギアVRの母艦となるのが条件であるように、一部のゲーマーはすでにPCをリフトの母艦として使える条件を満たしている。そのため、このように試算された価格については混乱を招くおそれがある)
これらのべつべつの機器について、テクノロジ面での差異はきわめて大きい。ギアVRについては、座っているときに使用する前提となっている。たとえば、大統領選へ向けた討論会をぼんやりと見ているときなど。一方、リフトは外部カメラとバンドルされる予定で、これを使って装着者の頭部と身体の位置を正確に把握したうえで、電波の届く範囲ならば立っていても座っていても機能する。オキュラスはさらに、仮想世界において自分の手を視認できるようなモーション・コントローラを発売することも計画している。
ラキイは、オキュラスがハイエンドのVRを開発することは有意義であり、アーリーアダプターとよばれる人たちにも高すぎるとしても、「世界がVRを求めていることがはっきりわかる」ようになれば、目標に達すると述べている。
彼のツイートを以下に載せよう。




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(From the Re/code blog post. Thanks to Eric Johnson.)