ホワッツアップCEOジャン・クウムがフェースブックの株式を2億74百万ドル分売却

あなたが七面鳥の詰め物を楽しんでいるさなか、ホワッツアップCEOジャン・クウムはたーっぷりとした給料をもらっていた。
2014年初頭にクウムはメッセージング・スタートアップをフェースブックに190億ドルで売却した。先週彼はフェースブックの株式2億74百万ドル相当を売却し、大量取引報告書を米国証券取引委員会に提出したことで判明した。10b5-1ルールに基づいて彼は250万株以上を売却したが、現在同社株価は上場来高値近くで取引されている。このルールに基づく取引計画ではインサイダー取引に該当せずに売却が完了するよう日程が設計されている。また、特定の日程で特定の株価をつけた場合、あるいは売却先の適切な選定が可能と判断された場合に証券会社が売却手続きを執行できる設計となっている。
今月フェースブック株式を現金化した大株主はクウムだけではない(といってもこの閑散としたホリデー期間に大量売却をして弊誌の目を惹いたのは彼だけだったが)。
同社の取締役を長らく務め、投資してきたマーク・アンドリーセンは今月、1週間で自身の保有する株式のうち73パーセントを売却した。この売却金額は1億6千万ドルにものぼった。
しかしクウムの給料日を見ると、アンドリーセンの姿が小さく見えてくる。しかもこの数字を見れば尚更である。クウムが売却した2億74百万ドルは、彼の保有分の4パーセントにすぎない。ということはいまでも70億ドル分の株式を保有しているということだ。加えて、彼は今後数年間でフェースブック株式をさらに受け取る契約となっている。まだ売るべき株式が増えるのだ。
フェースブックのスポークスパーソンはクウムの大量売却について、理由の詳細を明かさなかった。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Kurt Wagner.)