グーグルのアルファベットがインテルからヴェテランを起用し監査役に

グーグルの持ち株会社であるアルファベットは6人目の社員としてインテルで33年の経験をもつ元ヴァイス・プレジデント、ジム・キャンベルを起用した。
来週着任するキャンベルはアルファベットの取締役になる。同社は木曜日に提出した様式10−Kのなかにこのニューズを忍び込ませた。
以下提出文書より。

ジムは直近ではインテル・コーポレーションで財務担当ヴァイス・プレジデント兼監査役(2004年から2016年)を務めていました。この在任中、彼は国際会計基準、金融サーヴィス、会計報告の責任を担っています。これに先立ってジムはヨーロッパを勤務地とし、インテルの国際財務運営責任者を務めておりました。また、インテルの金融情報システムズ部門でインテル社内の財務方針にまつわる設計、開発および施行を統括するマネージャも務めています。さらに、アジア地域の監査マネージャ、マイクロプロセッサ部門監査役、ヨーロッパ事業監査役も歴任しました。ジムは30年以上インテルに在籍し、金融サーヴィス、コンプライアンス、ビジネス・サポートといった部門において国際会計の管理運営に携わってきました。

アルファベットはキャンベルに対し47万5千ドルの俸給に加え、契約金として25万ドルの支給を受ける。併せて彼は2度の株式賦与を予約、1度につき350万ドルになる。今年と来年にそれぞれ支給される。
キャンベルはグーグル共同創業者のラリー・ページとサーゲイ・ブリン、エグゼクティヴ・チェアマンのエリック・シュミット、チーフ・リーガル・オフィサーのデーヴィッド・ドラマンド、CFOのルース・ポーラットで構成されているアルファベット経営陣に加わることになる。
アルファベット社の組織編成について経営陣は(ウォール・ストリートに向けては殊更に)厳格な財務規則を主要プロジェクトに適用すると強調してきた。主要事業であるグーグルのほかに同社が貸借対照表に載せている「その他事業」にも当てはまるという。「これらの予算適用プロセスにおいて弊社は将来を画期的に見据えた施策を実施しました」とポーラットは今月発表した決算会見で述べている。「それでいながら、科目『その他事業』においては細心の注意をもって精査を通過しています」続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Mark Bergen.)