なんとかファクスを使わないで翻訳を継続的にやっていく方法はないだろうか
港区はいい感じに晴れています。秋の夕方、外へ涼みに出るのもいいですね。
翻訳とファクスについて考えてみる、という話。
- 翻訳者がファクスを必要とする理由
- なによりも、顧客がファクスを必要としている
- 電話では伝えられないことが多い
- メールを使わない相手が多い世界である
- 顧客に会いに行くような時間がなく、締め切りが迫っている
ぼくが考えただけでも3つ4つ思いつくわけですから、より差し迫った理由をお持ちの翻訳者の方も多いことと推察します。「とにかくオレにはファクスが必要なんだ!」
ぼくは翻訳とインターネットをやって暮らしていけたらと思って、この仕事をはじめたわけです。だから考えることといえば、「なんとかファクスを使わないで翻訳を継続的にやっていく方法はないだろうか」ということになります。そこでぼくが考えたことがあります。
- ウィキペディアってあるよな。あれ、翻訳に応用できないだろうか。
- Wikiのコードを使って、たくさんの人が寄ってたかってある文章を翻訳する。
- それで依頼者はある程度の完成度までたどりついたら「あとは自分でやります、ありがとう」と。
- はてな人力検索みたいにポイントで報酬を分配するしくみで翻訳する人を集める。
- でも、日本のどこに翻訳やりたいフリーな人々がいるのか、未知数。
- 翻訳のプロがどれだけいるかは別として、意欲があってフリーな人々ならいるかも。
- 不特定多数無限大の人々が知恵を持ち寄って、ひとりの翻訳者を上回る費用対効果を生み出すのは可能。
- 実践的に技術を磨くことのできる場所はある。ウィキペディア。
- たとえば日本語版では情報がたくさんあるけれど、英語版では中身がほとんどない、とか。
- ウィキペディア英語版に書き込みをする人たちが集まる場所をつくる。
- 同時並行的に、翻訳をした人に報酬が入る場所をつくる。
- これを結びつける。どうだろうか。