1GBメモリが2,000円を切って、喜ぶのは誰?

元麻布さんが良記事、64bit版ウィンドウズの問題

もう1つ厄介なのは64bit版固有の問題だ。64bit版は基本的に32bit版の上位互換と考えることができるが、一部でどうしても互換性を維持できない部分がある。

厄介なのはハードウェア(周辺機器)に付属するユーティリティやアプリケーションで、これらは特定のデバイスドライバを前提にしていることが多い。こうしたものの中には、Vista非対応だったり、32bit版のみの対応であったりすることが少なくない。

Microsoftの対応を見ても、どこまで本気で64bit環境への移行を進めようとしているのかハッキリとしない。

Microsoftのアプリケーションで64bit版への対応を謳うのはサーバーアプリケーションだけで、

どうもMicrosoftVistaへの移行を促すのに手一杯で、64bit環境への移行にまで手が回らないようだ。

Mac OS Xはどうか

今、64bit環境への移行が着々と進んでいるのはMac OSの世界だ。

64bit化については有利なMacだが、最大の難点はメモリをたくさん搭載可能な製品がないことだ。FB-DIMMをサポートしたMac Proは別として、現行のMacはモバイルアーキテクチャをベースにしているため、メモリ搭載量の上限が4GB止まりとなる。

先週末メモリ最安値は1GBで1,880円か

まとめのようなもの

  • 64bit版ウィンドウズが普及する土台がないので4GB以上が実用にならない
  • マイクロソフトが64bitどころではなくなっている(ビスタが売れていないから)
  • そのマイクロソフトもサーバの64bitはがんばっているらしい
  • Mac OS XLeopardで64bitに移行できた
  • だがパソコン自体が足を引っ張っている(iMacではメリットを生かしきれない)
  • では誰が喜ぶ? これを考えるのが2008年のわたしの仕事