誤解じゃないといいんですが

finalventの日記」で興味深いことを見つけたので。

まつもとさんは、モルモン教徒なんです。
モルモン教 - Wikipedia
末日聖徒イエス・キリスト教会 - Wikipedia

なるほど、それは興味深い知識です。
それで、「モルモン教」=「末日聖徒イエス・キリスト教会」ということをわたしは知らなかったのですが、この教会の日本における本部は近所にあるあの建物だったんだ、ということがわかりました。ほとんど毎日見る機会があるので(駅前に行く途中に見上げる)まあ、そういうことなんですが、Matzさんも来ていたんだな、と急に身近に感じられるようになった、という話です。
オープンソースへの深いコミットメントがある人が、深い信仰もあるということを前からいろいろな場所で聞いていて、そういった人の暮らしがどんな感じのするものか、これは長い時間をかけて少しずつでも知りたいなと思っていたところです。オープンソースの職業観とは何か、というわたしの個人的な問いかけにひとつのヒントを与えてくれるだろうと思ったからです。
それでfinalventさんいわく、こういうことらしい。

むしろ、ロムニーのようなモルモンを普通の社会のなかに受容していく社会精神性と、モルモンたちの協調(例えば人種差別や一夫多妻の廃棄)の歴史の相作用が、「信仰のオープンソースへの影響は副次的」という部分の核心にあるのだろうと私は思います。

なるほど。ちょっと込み入った話ですが、finalventさんが言及してくれたページを読んで、なんとなく前より理解が進んだような気がします。
話のついでに、というか言及した者の責任として、わたしの話も少々。
宗派のことは置いて、わたしは比較的キリスト教と縁があるほうです。小学校のとき近くの教会の土曜学校に顔を出したり、高校から大学までキリスト教の学校にいました。この2年前に大学院を出てからしばらく縁が切れていますが、それでも暮らしの基本はあまり変わっていなくて、28分の11くらいはその学校にいたので、まあそういう形成がされています。
ちなみに教会には通っていません。
それで米国のことはあまり勉強してこなかったんですが、おもしろく読ませてもらいました。
ひとつだけ質問というか思ったこと書かせてもらうと、日本でそれ、マスメディアの中の人以外に行き届くって話はありうると思いますか? そのオープンソースのコミュニティがたとえば学校みたいにタンジブルな組織になるっていうか。そのあたり。
ま、むつかしいですよね。