合同会社設立255日目、朝

港区は曇天。
今日は新潟の岩室温泉で梅田さんが将棋の大事な対局の観戦記を書いている。対戦は佐藤康光さん、羽生善治さん。

「羽生さんの銀に相当するのは、佐藤さんにとっては何なのだろう」と、ふと興味が湧いた。「善は急げ」である。サンフランシスコ空港のラウンジでネット接続した私は、佐藤さんにその答えを問う質問メールを出し、あわてて飛行機に乗り込んだ。ファンを大切にする佐藤さんのことだから、きっと名答が返してくれるのではないかと期待しながら。
十数時間後、東京でホテルにチェックインしたとき、果して佐藤さんからのメールが届いていた。
「メール拝受いたしました。ご質問の回答ですが、私の場合は「桂」でしょうか。

読んでいて気持が熱くなるような話だ。
佐藤、羽生、梅田の三角同盟がここに成立した。これをなんと呼べばよいだろう。