グーグルのクッキーは全員のウェブ閲覧状況を追跡している?

(This is a translated version of the "Micro Persuasion" blog post. Thanks to Steve Rubel.)
グーグルは今夜、「グーグル・アド・プランナ」に重要な変更を加えた。その変更によると--少なくともわたしが読むかぎりでは--グーグルは、あなたがグーグルのクッキー経由で訪問したすべてのサイトの履歴を追跡して、そのデータを集めて広告主に提供するようになった。もしわたしが取り違えているようなら誰か教えていただきたい。(この投稿に瑕疵があれば、修正するつもりです--それでもこの投稿はわたしがグーグルの現時点で言っていることを言い換えたものです)
まずは事実を見ることにしよう。
第一に、グーグルは昨日、「プライヴァシ・ポリシー」の一部に巧妙な変更を加えた。偶然? そうかもしれない。
第二に、「グーグル・アドワーズ・ブログ」によると、この検索エンジンは、アド・プランナのなかに新しいサイト・トラフィック指数「ユニーク・ヴィジタ」(クッキー)を追加した。これはグーグルによれば新しいクッキーをつかった指数で、「点数および比較点」指数を利用できるもので、「グーグル・アナリティクス」のユニーク・ヴィジタ指数と同様」だという。
ヘルプ・ページにはもうすこし詳しく書かれているので、それを読んでみると、ユニーク・ヴィジタ(クッキー)は「そのサイトのユニーク・クッキーの推計です。このユニーク・ヴィジタ(クッキー)指数はどちらかといえば、サーバ・ログ、アナリティクス・アプリケーション、アド・サーバから得たデータに近いといえます」のだそうだ。
グーグルはそれ以上、クッキーからデータをどのように集めているか詳しい説明はしていない。ということは、もしあなたがグーグルのページに一度でも行ったことがあるとしたら、そこでクッキーを記録されてしまい、その後見に行ったありとあらゆるサイトの履歴を、たとえ検索を使って行ったのでなくとも追跡されてしまうということだろうか? そこがはっきりしない。だがどうもそのように読める。グーグルがもうすこし透明性をもってくれたらと思う。
それにしても、もしこれが本当なら、グーグルの検索を一度でもつかったことがある膨大な数の人たち(つまりは全員)のデータが、途方もない量のデータで、グーグルによって握られているということだ。こいつはいかにもプライヴァシ保護団体が文句をつけそうなことで、ウェブには史上最大の消費者諮問委員会(つまりはクッキーをいつも削除している人以外全員)ができつつあるのだ。