この「Go Google」ってどういう意味だい?

(This is a translated version of "John Battelle's Searchblog" post. Thanks to John Battelle.)
僕は検索のことかと思ったよ! 見たところ、この文脈では、「マイクロソフト・オフィスをやめて我が社のソフトウェアを使いたまえ!」ということらしい。

こんな当たり前のことを指摘するのも遅れた人みたいだけれど、このあいだ来た紙ベースの「フォーチュン」誌(ええ、いまでも購読しているのがいくつかあるんです)をみたら、裏表紙に左の画像があったのだ。

ずいぶん前だが、本を執筆しているとき、グーグルはこれまで自社ブランドをマーケティングする必要がなかったことを誇りにしてきたが、そのうちに「ふつうの」企業のようにマーケティングする必要が出てくるだろうとわたしは予測した。なぜか? それは検索は「自らマーケティングする」けれど、ピカサのようなアプリケーションはそれができないからだ。
だからそのとおりになったし、これからもそうだろう。今年の1月、今年の予測に没頭していたとき、わたしはグーグルが自身を「検索」よりもひとつのブランドとして定義することを決断せざるをえないだろうと予測した。5月に、わたしはこのコンセプトが進行中であることを指摘した。
といってもそんなに大きな事件ではない、というのは時が過ぎていくうちに、わたしたちの注目はフェースブックツイッター、フォースクエアといったインターネットのすい星へと向いたからだ。もっとも・・・ウェブ界の王がアナログ雑誌の裏表紙を買い取ったということに尋常ならざるものを感じるが。なにかの拍子に、意思あるデータベースへの当エントリー(というのはこのブログ記事のことだが)が今後数世紀後、どこかの考古学者によって発掘されることもあるかもしれない。試行錯誤の足跡として。
というか。
それでもやはり、「グーグル」という動詞が「検索する」という意味であるところが、当のグーグル社によって、まるでべつの意味で使われるということにわたしはいたく気を惹かれるのである。