シスコはスウェーデンのテールエフ・システムズを1億7500万ドルで買収へ

ネットワーキングの巨人であるシスコ・システムズは今日、テールエフ・システムズを1億7500万ドルで買収すると発表した。同社はスウェーデンを本拠とする未公開企業で、ネットワーク管理システムを制作している。
この取引はシスコにとって今年2番目となる買収で、1番目は先月発表されたニューヨークを本拠とするスレットグリッド買収だった。シスコは2013年に10社、2012年に11社、2011年に6社、2010年に5社を買収している。テールエフは2005年創業でストックホルムのほか、カリフォルニア州サンタクララにオフィスがある。ドイツ・テレコムやAT&Tといった大手ネットワーク・サーヴィス・プロヴァイダが同社のプロダクトを利用している。同社が専門とするのはネットワーク・ファンクション・ヴィジュアライゼーションまたはNFVと呼ばれるネットワーキング・ビジネスにおける開発である。このNFVという技術はかんたんに言えば、通信キャリアがネットワーキング・サーヴィスの新規展開を行う際、既存設備で動作中のソフトウェアに変更を加えるだけで完了し、ハードウェア入れ替えの出費を不要とすることができる。
ISIのアナリストであるブライアン・マーシャルは、顧客向けに提供した今回の取引を解説する文書のなかでこう述べる。テールエフのネットワーク・コントロール・システム(NCS)は「ネットワーク・オペレーターが単一のインタフェースからサーバ、ネットワーク機器、ネットワーク・アプリケーション(サーヴィス)を管理することを可能とする」とともにあらゆつ種類のネットワーク設備と連携して動作する。
この取引を発表するブログ記事で、シスコの事業開発統括者であるヒルトン・ロマンスキは、シスコの顧客はテールエフのテクノロジにより、サーヴィス展開を一層迅速かつ簡易な手続きで実現できるようになると述べている。(続きを読む)

Networking giant Cisco Systems said today it will pay $175 million to buy Tail-f Systems, a privately held company based in Sweden that makes systems for managing networks.

The deal marks only Cisco’s second acquisition this year. The first was for New York-based ThreatGrid, announced last month. Cisco acquired 10 companies in 2013, 11 companies in 2012, six in 2011 and five in 2010.

Tail-f was started in 2005 and has offices in Stockholm and Santa Clara, Calif. Big networking service providers like Deutsche Telekom and AT&T use its products.

(From the Re/code blog post. Thanks to Arik Hesseldahl.)