リフトはニューヨークでのサーヴィス開始を中止、タクシー協会との協議へ

リフトの乗車サーヴィスに今日乗ろうとしていたニューヨーカーはツイてなかったようだ。
リフトはイーメールおよび同社ブログで、ニューヨークでのサーヴィス開始を延期したと告知した。リフトは今週ブルックリンとクイーンズでのサーヴィス開始を予定していると発表し、さらに昨日同社は、ニューヨーク市タクシーリムジン業協会が法規制では安全性と許諾の点で満たしていないことを指摘したにも関わらず、予定通り開始すると述べた。だがどうやら同社はこの姿勢を貫くことができなかったらしい。同社ブログではこのように述べられている。

本日弊社は、ニューヨーク州最高裁判所において、市内におけるリフトの1対1乗車サーヴィス開始を中止することで合意に至りました。このモデルはリフトが市の定めるタクシーおよびリムジン条例に適合するまでは開始されません。弊社は月曜日よりタクシーリムジン業協会との会合に着手し、リフトの改訂版により協会許諾を図っていきます。承認が完了しだい直ちにサーヴィスを開始致します。本件は将来への着実な前進であり、イノヴェーションと規制当局との間にある溝を埋める上でよい具体例となるものと存じます。ニューヨーク市当局の本件についての基盤整備への取り組みに感謝します。

この話で奇妙なのはニューヨーク州最高裁判所が決定を下したか否かについて食い違いがあることだ。ニューヨーク州最高判事は決定を下したと言っているが、リフトはそのような決定や強制力のある命令はなかったと述べている。同社は「サーヴィス開始を中止し、先例に従ったため、判決は月曜日まで持ち越しとなった」と述べ、最高判事の主張を「明白な事実誤認」とつけ加えている。(続きを読む)
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Anthony Ha.)