ツイッターがカードスプリングを買収、ツイート内コマース、優待割引を提供へ

ツイッターはカードスプリングを買収したと発表した。これにより同社いわく「イン・ザ・モーメント・コマース」の提供を可能とする。カードスプリングによるアプリケーション・プラットフォームで開発者は電子クーポン、ロイヤルティ・カード、仮想通貨をクレジットカードをはじめとする決済手段と連携させることができる。ツイッターは同社サーヴィスを今後も継続させる。
カードスプリングは「ツイッターに加入した後も引き続き弊社プラットフォームはご利用いただけます。今後も出版、金融、小売にわたるパートナーとの連携により、新しいクリエーティヴな利用形態をコンシューマに提供していきます」
ツイッターによると「弊社ではすでにユーザの皆様に優待や割引を提供するほか、贈り物としてコーヒー券などを取り扱っております。オンライン・ショッピング・カートへの商品追加機能もあります。すべてがツイートにより完了するのです。ツイッターでのコマース機能拡充に向け、カードスプリングのチームと彼らの制作するテクノロジはわが社にとってピッタリであると存じます」 という。カードスプリングの詳細については本誌で以前お伝えしている。
ツイッターはカードスプリングを利用することでカード連携型の優待割引を提供できるようになる。たとえば、加盟店からのツイートに電子割引券が附与され、クレジットカード番号を店舗に通達すりことで利用できるようになる。あるいはオンラインでもオフラインでもあとで買う場合、カードスプリングは番号を記録しておき、割引券が使えるようにする。同社は加盟店に利用実績リポートを送信する。こういったオンライン兼オフラインの優待割引は、地元加盟店にとってツイッターの存在感を高めることになる。気にするのはリツイートやフォローによる商品売上増加だけではなくなるわけだ。
昨年カードスプリングはカードスプリング・コネクトを開設し、加盟店は既存のPOSシステムに加えて利用できるコマース・アナリティクス・システムとして提供している。フォースクエア、トライアルペイ、サンクス、MOGL、モキシミティ、モブリコ、オンストライプといったサーヴィスを経由したオンラインプロモーションがどの程度機能したかを追跡調査できる。(続きを読む)
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Josh Constine.)