リンクトインはビジネス・マーケティング企業のビーゾを1億7500万ドルで買収へ

リンクトインは同社ブログ記事で、ビーゾを買収することで合意したと告知した。ビーゾは広告主のビジネスやプロフェッショナルへの宣伝効果を支援している企業である。
リンクトインは契約の条件は1億7500万ドル前後であることを明かした。このうち90パーセントが現金、10パーセントが株式による。ビーゾは2008年にビジネス業種別要覧のズームインフォから分社化された。同社はこれまでにヴェンチャー資金を累計2000万ドルを調達している(2年前のシリーズBラウンドによる)。 ベシミア・ヴェンチャー・パートナーズ、ヴェンロック、クロスリンク・キャピタルなどが出資者に挙げられる。同社はさらに社債により1250万ドルを調達している。
ビーゾはディスプレイ型および反応型広告のターゲティングと効果測定を提供している。2013年初頭にわたしが行った取材に対し、同社は前年2200万ドル以上の営業収益を達成したと明かしている。
買収を発表するブログ記事でリンクトインのデーヴィッド・サッカーはビジネス対ビジネス型広告がリンクトイン上で伸びていることを指摘している。とりわけスポンサード・アップデート型広告が顕著な伸びだという(リンクトインは2014年第1四半期にマーケティング・ソリューション部門は1億180万ドルの営業収益があったと発表、これは前年同期比36パーセント増だった)。 ビーゾのテクノロジはリンクトインの製品群を一層拡充することに寄与すると見込まれる。弊社コンテント・マーケティング・プロダクトにビーゾのテクノロジを統合することで、商業ブランド各社にとってより効果的なツールを提供できるようになります。これによりプロフェッショナルとの関係強化が実現可能となる見込みです」とサッカーは述べている。ビーゾは「既存の顧客との関係は継続する」ものの、リンクトインではビーゾのデータ・ソリューションズ事業を存続する計画はないという。また、同社のデータを既存の顧客へ提供する方針はないという。
リンクトインによるとこの取引は今年第3四半期に完了し、買収によりビーゾの社員のうち多数がリンクトインに加入する見込みだという。(続きを読む)
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Anthony Ha.)