フェースブックがユーバと乗車サーヴィスのメッセンジャーへの統括を協議

フェースブックメッセンジャーはただのチャット・アプリから抜け出そうとしている。マーク・ズッカーバーグは将来のいつか、メッセンジャー・プラットフォームにイーコマース機能を統合する計画をもっている。
そこから先日彼がユーバCEOトラヴィス・カラニックと会談した理由を説明することができる。彼らはフェースブックメッセンジャー・アプリに乗車サーヴィスを追加する可能性があるか話し合った。
こういった統合はそう新しいものではなく、アジアに数社みられる競合サーヴィスと同様である。 たとえばウィーチャットは、同社チャット・サーヴィス内のディディ・ダッシェにより、タクシー・サーヴィスを利用することができる。
両社の社員は誰もこの連携の実現を明言していないが、社内の人物がリコード誌に対し可能性を協議していると述べている。それでも、その背後にあるアイディアは堅固なものだ。ユーバの人気が高いニューヨークなどでは、顧客は週に数回このサーヴィスを利用する。このように頻度が高いので、フェースブックとの統合により、多くの人々によるメッセンジャーの一層の活用が期待される。活用の機会が多ければ、フェースブックにとってはイーコマースの足掛かりが生まれる。つい先週同社は投稿欄や広告への「購入」ボタン導入を試験中であることを公表した。また、数日前、ズッカーバーグは決済とメッセンジャーはいつか重なりあうだろうと述べている。
それはともかく、この連携が実れば、ユーバにとっては旨味のある話だろう。見込み顧客が一気に増加することになる。フェースブックメッセンジャーには現在、月間2億人のユーザがいる。(続きを読む)
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Brenda Barron.)