グーグル・ヴェンチャーズほかが出資のケレッタが290万ドルを資金調達

カリフォルニア州マウンテン・ヴューを本拠とするケレッタは有力投資家よりシードラウンド資金調達を実施し、これによりモバイル広告主はかつて以上にユーザの情報を入手できるようになる見込みだ。
グーグル・ヴェンチャーズをはじめとする投資家より290万ドルを資金調達した。データ・コレクティヴ、ホライズン・ヴェンチャーズ、ミラマー・デジタル・ヴェンチャーズ、SVエンジェル、クランチファンドなども参加している。
ケレッタは、グーグル・プレイの元幹部であるアンキット・ジェインが創業した。彼はクールのメンバーとして、2010年にグーグルから買収されグーグルに返ってきた。
広告主がかつて以上に情報を入手できるといっても、すでに位置情報をはじめ様々なデータが共有できる端末が出回っている今ではさほどの訴求力はないかもしれない。だがジェインによると、現在のモバイル広告の風景はジャストインタイム方式広告とアプリ内広告が席巻しているが、それをガラッと変えるだけの方法を着々と作っているところだという。
同社はまだ6人のスタートアップで、プロダクトを今年末か来年初頭に開設する見通しだ。ジェインはケレッタのテクノロジの仕掛けをまだ共有できないとしたが、ユーザがどの情報を共有するか自分で制御できることを約束すると述べた。
「今後展開してゆくプロダクトについてお話しするうえで、われわれはユーザがどのデータを共有することになるか、十分な透明性で公表します」とジェインは言う。
実際、同社すでにプライヴァシポリシーをサイトに掲載している。ただし、読んでみるとユーザの携帯電話にインストールされているアプリをすべて把握し、位置情報、携帯電話の使用頻度、使用アプリなど、かなりの量のデータが共有されることが見てとれる。さらにはセンサーから収集するあらゆる情報、ブルートゥース接続された機器まで共有の対象となっている。 (続きを読む)
(From the Re/code blog post. Thanks to Ina Fried.)