フェースブックのヴァイス・プレジデント、サム・レッシンが退社へ

サム・レッシンは、フェースブックのプロダクト・マネジメント担当ヴァイス・プレジデントを務めてきたが、このたび同社を退社する。レッシンは木曜午後、自身の退社をフェースブックのページにて告知した。レッシンがフェースブックに加入したのは、彼の運営するストレージ企業であるドロップ・アイオーが2010年、株式交換によりズッカーバーグに買収されたことがきっかけだった。当時、ズッカーバーグがレッシンと共に働きたがっていることは明白だった。二人はハーヴァードでの親友だった。買収の完了に伴い、ドロップ・アイオーは終了とんり、これによりズッカーバーグが同社のプロダクトではなくタレントを目当てに買収したことが自明となった。
それ以来、レッシンはフェースブックでプロダクト・マネジメントに取り組んできたが、事情に詳しい複数の人物の話では、昨年秋頃より彼の責任の範囲は縮小されたという。レッシンが今後どうするのかは明かされていない。彼はヨットサーフィンやスキーに時間を費やすと述べている。「わたしの人生のなかで、中学以来はじめて、自分が次に何をするのかをまっさらな状態で考えることのできる機会がきました。せっかくの機会なので無駄にはしたくありません」と彼は書いている。
また、彼は妻であるジャーナリストのジェシカ・レッシンの補佐をし、彼女が新たに開設した「ジ・インフォメーション」にも協力するという。「わたしが役に立つ分野で、彼女がそれを必要とするときだけですが」と彼は述べている。レッシンのフェースブック最終出勤日は8月29日となる。(続きを読む)