グーグルがジェットパックを買収、画像相関情報検索の改良を目指す

グーグルはこのたび、ジェットパックを買収、これにより同社のインスタグラム上の公開データから都市別の幸福度や飲酒者の多さなどを比較できるアプリを製作したチームを招き入れる。ジェットパックは2012年にアイパッド向けソーシャル・トラベルガイドとして開設されたが、その後インスタグラムのデータを活用したアイフォーン向けアプリ「ジェットパック・シティ・ガイド」へと転向した。グーグルはジェットパックのチームを招き入れることで、位置情報関連の検索を写真データ分析により改良し ていく見込みだ。グーグルはすでに、コンピュータ視覚演算と習得技術により、利用者が自身の写真を検索し、たとえば夕日の写真を選び出すことができる機能の展開を予告している。ジェットパックのCTOであるピート・ワーデンはコンピュータ視覚演算に精通しており、グーグルにとってはふさわしい人材といえる。
ジェットパックの技術である視覚演算では、たとえば口ひげの写真を選び出し、ファッション・スタイルの選定に役立てたり、似たようなオシャレな人たちの集まる都市を見つけ出すことが可能となる。これらによって、写真を撮られた特定の地点における相関関係図が導き出される。利点として、リヴューに掲載されているコーヒーショップが実際にキンキンに涼しいのか確かめたり、30才前後の女性が集まるバーを見つけ出すことができる。そこまでいけば、イェルプやグーグル・マップスのリヴュー以上であり、特定の地点で実際に何が起きているのかを突き止めることができる。ジェットパックはさらに、携帯電話のカメラで撮影した動画から、物体を認識する技術をもっている。これによりグーグル・ガグルの性能向上が期待される。ジェットパックは数日内にアップストアからアプリを取り下げる予定で、9月15日でサポートを終了させる。買収の具体的な契約条件は現時点では公表されていない。(続きを読む)
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Sarah Buhr.)