ユーチューブが新しいミュージック・サーヴィスを命名、月額10ドルへ

グーグル傘下の動画サイトであるユーチューブが新たに準備しているプレミアム・ミュージック・サーヴィスはその名を「ユーチューブ・ミュージック・キイ」とすることがアンドロイド・ポリスの調査で明らかになった。ユーチューブはヴェンチャービートのコメント要請に対し、このミュージック・サーヴィスについては回答しなかった。
6月にユーチューブは、既存の動画サイトのほかに定額制ミュージック・サーヴィスの準備中である事実を公に認めた。ユーチューブは地球上でもっとも大きな無料ミュージック・サーヴィスとなって久しい。だが、同社は動画をバックグラウンド再生に制限しており、現状ではアールディオ、スポティファイ、ビーツ・ミュージックといった他社に遅れをとっている。
「ユーチューブ・ミュージック・キイ」はこれにかわって、モバイル機器からのユーチューブのオーディオ視聴に一層の利便性を付与し、オフライン再生を可能とすることに着手する。ということは、iOSやアンドロイドの機器において、バックグラウンド再生が手軽にできるようになる。これはほかのミュージック・サーヴィスですでにあなたがたが行なっているとおりのことだ。このユーチューブ・ミュージック・キイの成功は、同社がお気に入りのアーティストの楽曲を十分に揃えてこられるかのかかっている。すなわち、アルバム書き下ろしの楽曲や、ライヴ・パフォーマンス、リミックス版といったスポティファイでは通例入手できない類いの楽曲である。
アンドロイド・ポリスによると、ユーチューブ・ミュージック・キイの月額料金は10ドルになる見込みで、これは他社ミュージック・サーヴィスでも一般的な値づけである。ユーチューブの親会社であるグーグルにはすでに、グーグル・プレイ・オール・ミュージック・アクセスというミュージック・サーヴィスがある。同社がこれらを競合する位置におくのか、合流させるのかは不明である。(続きを読む)
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Tom Cheredar.)