ツイッターは決済スタートアップのストライプと提携しツイート内ショッピングを推進

ツイッターが長らく待望されてきたツイートから直接買い物ができる仕組みは、このたび決済スタートアップのストライプによる参加で、開設の見込みが近くなった。リコード誌では産業内の複数の関係者からこの情報を得た。
今年中にツイッターはツイートの際に「購入」(など同等)のボタンを設置するものとみられる。ボタンを押すと、購入者は決済の手続きへと進み、発送先情報入力に至るまでツイッターから離れることなく完了するようだ。情報源によると、プロダクトやサーヴィスを販売したい業者は、ストライプにサインアップして、同社の決済処理に登録することとなる。ストライプはツイッターのイーコマースにおいて決済を単独で引き受けるパートナーとなる見通しだが、これが長期にわたるものかは不明である。
ツイッターとストライプの問い合わせ窓口ではコメント要請に応じていない。
リコードでは1月、ツイッターとストライプの提携へ向けた協議について最初に報じた。だがこの協議は最終段階には至っていなかった。情報源によると、それから現在に至る期間に協議が大詰めとなったという。ストライプは20歳そこそこの兄弟パトリックとジョン・コリゾンがヴェンチャー資金調達により始めた事業で、ツイッターとの提携は大きな成約といえる。6月、同社は中国のデジタル決済サーヴィスであるアリペイとの提携で同社欧米部門の購入者向けにアリペイ経由の決済処理を引き受けてきたことを公表した。ストライプは、あらゆる種類のウェブサイトやアプリにおける決済手段を提供するソフトウェアを開発しており、ソフトウェア開発者のなかでも導入の簡易さでよく知られている。
ツイッターが同社サーヴィスに買い物機能を装備することを検討しはじめてから数年が経つ。だがこのイニシアティヴが本格化したのは昨年夏、同社が元チケットマスターCEOネーサン・ハバードを起用してからである。6月に、リコードは一部のツイートに「いますぐ購入」のボタンが見受けられ、これが正式に開設されるのは今年のホリデー・シーズンが見込まれることを報道した。(続きを読む)
(From the Re/code blog post. Thanks to Jason Del Rey.)