ドロップボックスがルックアウトCMOをマーケティング担当ヴァイス・プレジデントに起用

クラウド・ストレージの巨人であるドロップボックスはこのたび、ワイアレス・セキュリティ企業ルックアウトのチーフ・マーケティング・オフィサーを同社マーケティング担当ヴァイス・プレジデントに起用した。
ドロップボックスのスポークスウーマンはリコードの取材に対し、クラウド・ストレージおよび共有企業である同社のマーケティングを統括するためジュリー・ヘレンディーンが内定した事実を認めた。彼女の着任は9月後半か10月前半となり、COOデニス・ウッドサイドに直属する。ウッドサイドは以前モトローラCEOを務めた。
ヘレンディーンは2010年よりルックアウトのCMOを務めてきた。スポーツ向けフットウェア企業トポ・アスレティックの取締役も務める。彼女がルックアウトに加入したのは、同社がシリーズBラウンドでアクセル・パートナーズより1100万ドルを資金調達した時期だった。同社はその後さらなる資本増強へ進み、Tロウ・プライスを主幹事とした投資家から1億5千万ドルを資金調達した。
彼女がドロップボックスで担当するのは世代別需要調査およびカスタマー・マーケティング、ブランド・マネジメントおよび開発、プロダクト・マーケティングおよびカスタマー・インサイツである。
今回の起用について弊紙が問合せたところ、まもなくCEOデニス・ウッドサイドは声明でこのように述べた。「ジュリーがこれまでに成し遂げてきた実績には、圧倒的な速度で成長する企業やグローバルな一流企業において秀逸なチームを率い、イノヴェーティヴな戦略を執行するという達成が挙げられます。ドロップボックスのチームに彼女の才能とヴィジョンが加えられることに大いに期待しております。われわれは今後もグローバルに事業を展開して参ります」
ルックアウト以前、彼女はインターネットの巨人であるヤフーで5年在籍し、ネットワーク・プロダクトおよび広告ソリューション担当ヴァイス・プレジデントを務めた。また、これまで彼女はシャッターフライ、ネットスケープ、アップルに在籍した。(続きを読む)
(From the Re/code blog post. Thanks to Arik Hesseldahl. )