パンドラがミュージシャンに有用なデータ・アナリティクスを開設

あれこれと試みるものの、音楽サーヴィスは依然としてミュージシャンが自身の作品についてリスナーのデータを追跡調査することのできる方式を確立したとは言い難い。
スポティファイは昨年ミュージシャンが利用できるアナリティクス・ツールを提供しはじめた。アップルはビーツ・ミュージック買収によりトップスピン・ツールを引き継いだ。また、「オーディオのユーチューブ」であるサウンドクラウドは8月、自前のアナリティクス・ツールを新設の広告プラットフォームと同時に展開した。いずれのツールも、ミュージシャンがカネを稼ぐためにつかえることを狙って出された。そこでパンドラの出番だ。
同社はデジタル・ラジオ・サーヴィスの草分けと言えるかもしれないが、アーティストごとの利用データ・アナリティクス・ツールについては今週やっとパンドラAMPを開設するという、大手ではもっとも遅い手を打ってきた。だが、アナリティクスのパーティーに現れるのが遅いからといって、まったく計画がなかったわけではない。
パンドラ創業者ティム・ウェスタグレンはヴェンチャービートの電話取材に対し同社が実際「文字通り長年」AMPに取り組んできたと述べた。
「AMPの目指す先ほどパンドラの存在理由をはっきり示しているものはありません」とウェスタグレンは述べ、同社が早急にAMPの類を展開しなかった理由があると語った。「わたしはずっと、ずっと長いこと歯ぎしりをしてきたのですが、それよりも焦って失望を買うことのないようかくじを期することが大事でした」
「ミュージシャンの方々に対し言明した約束が幾つもありましたが、これはきっと満足いただけるものです」(続きを読む)
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Tom Cheredar.)