グルーポンのプロダクト担当幹部バリルが2ヶ月未満で退任

パーカー・バリルはこのたび、グルーポンのプロダクト統括者を退任する。事情を知る複数の人物が明かした。役職に就いて2ヶ月と経たずの退任だった。リンクトインでプロダクト担当幹部を務めた彼は今年夏に同社に加入、今年退任したジェフ・ホールデンの後任となった。なお、ホールデングルーポンからユーバへ移籍した。
プロダクト担当シニア・ヴァイス・プレジデントとしてバリルはCEOエリック・レフコフスキに直属してきた。その任務は「グルーポンのグローバルなチームをまよめ、ウェブ、モバイル、デザイン強化に注力」することだと同社のプロファイルに述べられている。バリルはリンクトインに5年在籍したが、このたびの退任についてリンクトインのメッセージで問合せたところ、返信はなかった。退任する理由についてはまだ明かされていない。弊紙はグルーポンのスポークスパーソンに本件を問合せており、返答があれば更新してお伝えする。
(更新: グルーポンのスポークスパーソンであるポール・ターフィはバリルの退任を「一身上の都合」と述べた。それ以上の質問にはコメントしなかった)
このたびの幹部人事はグルーポンにとって予期せぬ不都合であり、同社はこれまでのような(受信ボックスが一杯になる時代のなかで)イーメールを送り付けページを開かせる方式でなく、ユーザ自身に検索することを根付かせようとしている最中だ。同社は昨年から様々な小分けの手法を使い、たとえばビジネス向けリスティング広告ページを提供することで加盟店増加を図った。これにより顧客をマーケットプレースへ呼び込むのが狙いである。
しかしながら、それはグルーポンの財務を好転させるには不十分だった。第2四半期の売上高はアナリストの予想から大きく下振れとなり、同社は2014年度の純利益予想を下方修正した。マーケティング費用の増加が理由である。同社の株価は年初から50パーセント下落している。(続きを読むFrom the Re/code blog post. Thanks to Kara Swisher.)